サックス好きのための専門誌Saxworld

製品レビュー

AUDIO-TECHNICA ATM350U

どのように加工しても低域の太さを感じる部分がちゃんと生き残る

ホームオーディオから業務用機器まで幅広い製品構成で知られるオーディオテクニカ。楽器集音用のATM350シリーズ(使用楽器に合わせてマウント部分が異なる5モデルと、ワイアレス・タイプの1モデル)から、サックス/トランペット用のATM350Uを試奏した。

庵原  高域はAKGと同じようなところが伸びている印象ですが、それ以外に200Hzくらいの帯域がボコッと出ていて、そこをどう扱うかがポイントになるかもしれません。そういう意味では、たっぷりした音に聴こえるアルトの方に、テナー以上の良さを感じました。

藤原  エンジニアとしては、庵原さんが言ったボコッと出ているところを下げる方が楽なんです。そこはちょうど音程感にも影響するので、プレイヤーとして気になるのはよくわかります。そして、どのように加工しても低域の太さを感じる部分がちゃんと生き残るマイクだと思いました。   

佐藤 オーディオテクニカのコンタクト・マイクは、ライブの現場でよく見かけます。真ん中あたりの帯域をEQでうまい具合いに削るとバランスが良くなる気がしました。

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オープン・プライス(市場予想価格/35,000円前後)

(問)オーディオテクニカ お客様相談窓口 TEL 0120-773-417

●形式:コンデンサー型 ●指向特性:カーディオイド ●周波数特性:40〜20,000Hz ●開回路感度:−49dB(3.5mV)re 1V at 1Pa ●最大音圧レベル:159dB(1kHz at THD 1%) ●出力インピーダンス:200Ω ●マイク部寸法:37.8×12.2mm ●重量:104.5g(パワーモジュール含む)

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※サックス・ワールドVol.4の付属CDにコンタクト・マイク全7機種をアルト・サックス、テナー・サックスでレコーディングした音源全14トラックを収録しています( 演奏:庵原良司)

コンタクト・マイクを試聴テストしたのはこの3人

サックス奏者 庵原良司

Profile 早稲田大学入学を機にアルトサックスを始め、佐藤達哉氏に師事。卒業後プロに転向。クラリネットやフルート、作編曲も手がける。マンハッタン・トランスファー、SMAP、TUBE、KinKi kids、aiko、久保田利伸、石井達也などのバックを務める。自身のバンド、オレバンドでも活動中。

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レコーディング・エンジニア 藤原暢之

Profile ベイブリッジスタジオ〜キーストーンスタジオ〜ファロスなどを経てフリーランスのレコーディング・エンジニアとして活躍中。ゆず、米米CLUB、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、野宮真貴らのアーティストや、サントラ、ゲーム音楽など多数のレコーディングを手がける。

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ライブPAエンジニア 佐藤正明

Profile 音響技術専門学校卒業、タチバナ音響研究所〜フリーランスを経て、2003年にスターテック加入。岸谷香、Crystal Kay、いきものがかり、flumpool、FLiPなどのFOHエンジニアや、PRINCESS PRINCESS、槇原敬之、スピッツ、CHARAなどのモニター・エンジニアを務める

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