サックス好きのための専門誌Saxworld

TSK_5025_top

製品レビュー

Cannonball S5-BS “Big Bell Stone Series”

音量の大きさと艶っぽさ、程よい抵抗感を生み出すソプラノ離れした重厚感

 毎号試奏させていただいているキャノンボールですが今回はブラック&シルバーの配色がステキなソプラノが登場です。デタッチャブル・ネック仕様でストレートとカーブド・ネックが付属します。付属CDに収録した演奏ではストレート・ネックを使用しました。

 まず持ってビックリ! 一瞬“これ、アルトかな?”って思うほどの重量感とキィ配列。ふとした瞬間にソプラノであることを忘れてしまいそう。だからといって演奏上全く問題にはならないのでご安心を。

 メイヤー5MM、セルマー現行リガチャーSP、バンドーレン・トラディショナル2 1/2で試奏。まず感じるのは重量級の楽器から放たれる音量の大きさと艶っぽさ。そして程よい抵抗感によりソプラノのウィークポイントになりがちな不安定さを感じません。良い意味でアルトっぽいというか、ソプラノの高音がシビアになり過ぎないのは本当にありがたいことです。

 抵抗感はありますが息の通りはスムーズなのでピアニシモからフォルテシモまでストレスなく演奏することができるでしょう。そして音程も良くアルトのような音程感覚で吹いても裏切られることはありませんでした。

 良い意味でソプラノ離れした重厚感でマイクノリも素晴らしいのでジャズはもちろんのこと、ポピュラー・ミュージックやスムースジャズを演奏される方には最良の選択肢の一つになるのではないでしょうか! ご一吹ください!


一般的なサイズより大きく作られたベル

一般的なサイズより大きく作られたベル(Big Bell)によりパワフルで太いサウンドを実現。ブラス製の管体にブラック・ニッケル・メッキを、キィにシルバー・メッキ仕上げを採用

15箇所に準宝石を装着し音のまとまりを追及

管体には15箇所に準宝石を装着。見た目の美しさのみならず音のまとまりや音程の良さにもつながる

ジャンルによる選択が可能な2種類のネックが付属

ジャズ、ポップス、クラシックなど多くのジャンルに対応できるように、ストレート・ネックとカーブド・ネックの2種類のネックを標準装備

 

 

410,000円

(問)黒澤楽器 TEL 03-5259-8193

■SPECIFICATIONS●管体:イエロー・ブラス●塗装:管体/ブラック・ニッケル・メッキ、キィ/シルバー・メッキ●その他の仕様:ストレート・ネック&カーブド・ネック、High F#キイ&High Gキイ付、ベル・ネックは3回熱処理、準宝石使用、イタリア・ピゾーニ社高品質・高耐久パッド、真鍮製ニッケル・メッキ仕上げパッド・ブースター、キィ・ポスト単独台座●付属品:ハード・ケース、マウスピース、リガチャー、キャップ、ストラップ、クロス
■試奏環境 マウスピース:メイヤー 5MM、リード:バンドーレン・トラディショナル2 1/2、セルマー現行リガチャーSP


Cannonball S5-BS “Big Bell Stone Series”試奏動画
この動画はZOOM Q4nで撮影されています。

試奏者  副田整歩

atom_port03_soeda

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにマルチ・リード奏者としても活動。アーティストのライブやレコーディングに携わるほか、多くのビッグバンドでリード・アルトを担当。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」を配信中。ATOM SAXOPHONE QUARTETのメンバーとして1stアルバム『atmosphere』をリリース。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

SAXworld_vol7_cover_fixRGB-e1511331002624-1.jpg

2017年12月11日発売

サックス・ファンの向上心、好奇心を刺激する

本格派サックス専門誌
サックス・ワールドVol.7

■アーティスト特集

○表紙&巻頭特集:デイヴィッド・サンボーン
○ジャズの巨匠:ソニー・ロリンズ
○インタビュー:スコット・ハミルトン、エヴァレット・ハープ、前田サラ(BimBamBoom)

■インスト特集

○ビンテージ・サックス・ミュージアム
コーン・アルト・サックス~女性ジャズ・サックス奏者にコーン・アルト・サックスが愛される理由~
矢野沙織、中島朱葉、平山順子

○進化し続ける新素材リードの製造現場へ潜入!
新素材から生まれたフォレストーン・リード

■スペシャル・セミナー

○小池 修が伝授! サックス音程改善術 ピッチが良くなる練習方法
○ファイヤーホーンズJuny-aが直伝! ファンク・サックス徹底攻略術! ファンク・サックスでアドリブをマスター

雑誌の詳細をみる