サックス好きのための専門誌Saxworld

アルト・サックス

Unison AS-300ⅡS

吹きやすさと密度が濃いサウンドを兼ね備えたミドル・クラスのシルバー・プレート・モデル

 近年評価がうなぎのぼりの台湾製サックスですが、ユニゾンも例に漏れず低価格でハイ・クオリティのサックスを世に送り出しています。その中から今回はミドル・クラスでシルバー・プレートのモデルをご紹介。ミドル・クラスと言えども金属製のサム・フック、サム・レストが奢られ、Low Cキィにはダブル・アームが採用され、さらに美しい彫刻があったりとかなりゴージャスな仕様となっています。持った瞬間スッと手に馴染んで操作性も文句なし。銀メッキの質感も美しく所有欲を満たしてくれる要素は十分。

 吹いた感触はシルバー・プレートにしては軽い吹奏感で反応が速く、良い意味でラッカーの楽器のような吹きやすさが特徴。でも音色はシルバーらしく太くダークで遠達性に優れます。マイク乗りもよく(録音を聴いてもらえば顕著ですが)、自分のマークⅥで吹いた音より密度が濃くロー・ミッドの周波数帯まで収音されています。その分枯れた渋い音色とは違ったクリアさが売りといった印象。低音からフラジオ音域までストレスなく演奏が可能で、音程も全音域でかなりフラット。どのような音楽を演奏しても戦力になってくれるでしょう。自分の場合は、特にマイクを使う大きなステージで使ってみたいと感じました。実売20万円を切る実売価格帯でアルトを探している方、ぜひお試しを!


銀メッキ仕上げの管体

密度が濃く遠達性に優れたサウンドが魅力の銀メッキ仕上げ

可動式メタル・サムフック

上位モデルに搭載されることが多い金属製のサム・フック、サム・レストをミドル・クラスで実現

ライヤー・ホルダー一体型ネック・ジョイント

堅牢性と共に音にまとまりを与えているネック止めネジとライヤー・ホルダー一体型のネック

(撮影:田中圭)

オープン・プライス

(問)黒澤楽器店 管楽器卸営業部 TEL03-5259-8193

■SPECIFICATIONS●管体:イエロー・ブラス●塗装:銀メッキ+クリアラッカー●彫刻:あり●その他の仕様:一体式キィ・ポスト台座、金属製反射板、ブルー・スティール・スプリング、可動式メタル・サム・フック、メタル・サム・レスト、ライヤー・ホルダー一体型ネック・ジョイント、高品質イタリア製パッド、ハイF#キイ付●付属品:フライト・ケース、マウスピース、ネック・ポーチ

■試奏環境 マウスピース:メイヤー6MM リード:ダダリオ・ジャズセレクト・ファイルド3M 
リガチャー:セルマー旧型二本締め


Unison AS-300ⅡS試奏動画

試奏者  副田整歩

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クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにマルチ・リード奏者としても活動。アーティストのライブやレコーディングに携わるほか、多くのビッグバンドでリード・アルトを担当。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」を配信中。ATOM SAXOPHONE QUARTETのメンバーとして1stアルバム『atmosphere』をリリース。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2019年9月11日発売

サックス・ファンの向上心、好奇心を刺激する

本格派サックス専門誌
サックス・ワールドVol.14

■アーティスト特集
○表紙&巻頭特集:Tenor Talk(門田"JAW"晃介 & 石川周之介)
○ジャズの巨匠:フィル・ウッズ
○インタビュー:ネルソン・ランジェル
○師弟対談 ユッコ・ミラー & 川嶋哲郎

■インスト特集
○徹底解剖 現行セルマー・サックス
○サックス解体新書 リガチャーを知る
○オットーリンク・タイプ・メタル・マウスピース試奏

■誌上セミナー
○新連載:SAX CATSが伝授  いつでもどこでも練習 音を出さないサックス練習術
○ペンタトニック・スケールのアドリブに挑戦! Juny-a (FIRE HORNS) ×古畑奈和(SKE48)

■付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
○「オール・オブ・ユー」 
 アレンジ&演奏:青柳誠 
○「シングル・アゲイン」 竹内まりや 
 演奏:伊勢賢治 
○「ナウズ・ザ・タイム」 チャーリー・パーカー
 演奏:山田拓児&西口明宏
○「ワインライト」グローヴァー・ワシントンJr. 
 演奏:sax triplets 編曲:小池修
○ 「Blues for Alice」(チャーリー・パーカー作)
     演奏:Tenor Talk(門田"JAW"晃介 & 石川周之介)※模範演奏のみ


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