サックス・ワールド最新号のアーティスト特集はMALTA、エリック・マリエンサル、ポール・デスモンドの豪華3本立てでお届けします。
巻頭特集ではMALTAが登場
1970年代はアメリカでライオネル・ハンプトンをはじめとする数々の著名ミュージシャンと共演、1982年の帰国以降はジャズ・フュージョン・シーンにおける日本を代表する人気サックス・プレイヤーとして、常に第一線で活躍してきたMALTA。近年は東京藝術大学客員教授として後進の育成や、MALTAマウスピース&リガチャーの開発を行うなうなど、演奏以外の活動もより精力的こなしている。今回の特集ではそんなMALTAの今の姿を追ってみた。 代表曲「ハイ・プレッシャー 」 のアルト・サックス譜も掲載!(撮影:内山繁/Whisper Not)
特別企画ではエリック・マリエンサルを紹介!
チック・コリア・エレクトリック・バンドへの参加で注目を集め、その後フュージョン〜スムーズジャズ・シーンを代表するソロ・アーティストとしてのキャリアを重ねるとともに、数々のアーティストとの共演、近年はビッグ・ファット・バンドのリード・アルト奏者としても人気のエリック・マリエンサル。今回のインタビューでは彼のこれまでの音楽キャリアや練習&演奏スタイルに対する考えなど、じっくりと語ってもらった。堂地誠人(as)による奏法分析も掲載!
連載:ジャズの巨匠ではポール・デスモンドを大特集
ジャズの歴史に名を残す名サックス奏者をその軌跡から奏法スタイル、使用楽器や代表作紹介など様々な角度から徹底分析していく連載特集「ジャズの巨匠」。今回は名曲「テイク・ファイヴ」作者としても知られるアルト奏者ポール・デスモンドの演奏スタイルに迫る。
菅野浩(as)によるあの美しい音色の秘密と演奏スタイルを考察した演奏分析、「Easy Living」のアルト・サックス譜+演奏解説など充実の内容でお届け!(撮影:Carl Van Vechten collection)
その他インタビューも充実!
洋楽カバー・アルバムをリリースした小林香織、ついにメジャー・デビューを果たした話題のサックス奏者ユッコ・ミラー、タワー・オブ・パワーのバリサク奏者、スティーブン“ドック”クプカの単独インタビュー、元晴×巽朗による新プロジェクトSPEAK NO EVILなど、インタビュー記事も見逃せません。
ハード特集では後期マーチン・サックスを紹介!
ブランド別にビンテージ・サックスの魅力を紹介する連載企画『ビンテージ・サックス・ミュージアム』。前回はコーン、ビシャー、キングとともにアメリカン・ビンテージサックスの全盛時代を築き上げたマーチン社の1940年代以降のモデルを特集。コストよりもあくまでもサウンドを重視し、太く豊かな音で鳴りのいい楽器を追い続けたマーチン。その職人魂の結晶と言える名器たちをレア・モデルも含め紹介。(撮影:八島崇)
話題のデジタル・ウインド楽器もいち早く特集!
電子楽器のローランドが管楽器プレイヤーに提案する、全く新しいコンセプトのデジタル・ウインド楽器“エアロフォン”。アコースティック・サックスに準じた運指/ボタン配置の採用や、リード構造をともなったマウスピースなどを搭載したサックスに近いこれらのコントロール機能を見て、このエアロフォンがいったいどういう楽器なのか、サックス奏者ならだれもが期待に胸が膨むことでしょう。今回の特集ではローランドのWebサイトで公開中のエアロフォンのプロモーション動画に出演中のサックス・トリプレッツの3人によるエアロフォンの楽しみ方の紹介や、付属CDでは小池修氏がこの企画のために書き下ろしたエアロフォンのデモ曲を収録するなど、管楽器の表現力とデジタル楽器多彩な魅力を1台に凝縮した次世代のデジタル・ウインド楽器“エアロフォン”の気になる全貌を、どこよりも早くお届け!(撮影:言美歩)
その他。セミナーや CD連動スコア、コラムなども盛りだくさんの内容で今号もお届けします。