サックス・ワールド本誌にて『アドリブとアンサンブル 同時に学べるハモジャズ・セミナー』を好評連載中のジャズ・サックス奏者、中山拓海がクラシックを中心としたプログラムを演奏する『中山拓海サクソフォン・リサイタル・ツアー』を東京・大久保 Space Do、静岡・札の辻クロスホールの2会場で開催する。
3回目の公演となる今回は、全6曲の半数でファンタジアを演奏。形式にとらわれず、楽想のおもむくままに作られた器楽曲を意味し、ジャズの演奏にも通じるというファンタジア=幻想曲をAKIマツモトのピアノと共にお届けする。
公演日/会場
東京公演
日時:2024年11月30日(土)18:30開場/19:00開演
会場:大久保 Space Do
静岡公演
日時:2024年12月7日 (土) 18:30開場/19:00開演
会場:札の辻クロスホール
入場料:一般 4,000円/学生 2,000円
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出演
中山拓海(アルト・サクソフォン)
1992年、静岡県富士市に生まれる。国立音楽大学を首席で卒業。大学時代には、早稲田大学ハイソサエティ・オーケストラに在籍し、ヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテストで最優秀賞を2年連続で受賞し、最優秀ソリスト賞を獲得。
GUCCIタイムピーシズ&ジュエリー日本音楽基金より初の奨学生として選出され、ロサンゼルスで開催されたグラミーキャンプに同奨学金を受けて参加。多国籍ジャズ・オーケストラAsian Youth Jazz Orchestraではコンサート・マスターを務め、アジア六カ国でツアーを行う。また、アゼルバイジャン共和国で開催されたバクージャズフェスティバルに自身のバンドで出演するなど、国外にも活動の幅を広げている。
2019年4月には、渡辺貞夫クインテットの新宿ピットイン公演に渡辺貞夫氏本人によりゲストとして呼ばれ参加。同年12月にはCD『たくみの悪巧み』でキングインターナショナルよりメジャー・デビューを果たし、ジャズ国内アーティストとしてキングインターナショナルからのリリースは史上初となる。2021年にはゲイであることをカミングアウトした。2023年には、パリのジャズクラブ Baiser SaléやブリュッセルのMARNI JAZZ FESTIVALへ出演。
これまでに山下洋輔、鈴木勲、森山威男、小曽根真、ケイコリー、小野リサ、JUJU、King Gnu(各敬称略)らと共演している。
AKIマツモト (ピアノ)
島村楽器でピアノを始め、東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、東京藝術大学器楽科を卒業。これまでにピアノを水戸亜弥子、八木聖子、勝郁子、渡邊健二、ソルフェージュを大熊崇子、室内楽を江口玲の各氏に師事。アンサンブル・ピアニストとしてサクソフォン奏者と共演を重ねており、須川展也、上野耕平、齊藤健太、住谷美帆など、日本を代表する奏者と多数共演している。
2018年、「第9回スロヴェニア国際サクソフォンコンクール」で優勝した住谷美帆や、2019年「第7回アドルフサックス国際コンクール」で優勝した齊藤健太の伴奏を務めた。また、「第9回スロヴェニア国際サクソフォンコンクール」では公式伴奏も担当した。
2023年7月には岡山県倉敷市で開催予定の「第19回ワールドサクソフォンコングレス」の公式伴奏者として活動。TV朝日「題名のない音楽会」、BS日テレ「恋するクラシック」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」など、数々のメディアに出演している。
ポップス・フュージョンにも新たな方向性を見出し、在学中にジャズ・サクソフォン奏者MALTAが代表を務める株式会社マルタジャパンと契約。演奏活動の傍ら楽曲制作を行い、渋谷JZ Bratや六本木Clapsなどでリーダーライブを行っている。2020年5月には1stミニアルバム「Back to the Moon」をリリースした。
前年に開催された『中山拓海サクソフォンリサイタルツアー』のライブ映像
プログラム
セシル・シャミナード: フルートコンチェルティーノ
ポール・モーリス : プロヴァンスの風景
クロード・T・スミス : アルト・サクソフォンの為のファンタジア
ブートリー: ディヴェルティメント
ヴィラ・ロボス : ファンタジア
フランソワ・ボルヌ(イワン・ロート): ビゼーのカルメンの主題による華麗なる幻想曲