表紙&巻頭特集はケニーGが前号に続き登場!
自らシグネチャー・サウンドの秘密を語る!
甘く切ない音色と歌心溢れる独自のスタイルで絶大な人気を誇るケニーGが今年1月 に来日、サックス・ワールドではインタビューの機会を得て、前号では彼の練習方法、メロディーへのこだわりなどを紹介しました。今回はその後編として、レコーディング方法や彼のプロデュースするケニーGサックスのニュー・モデルなど、音色や楽器に関する話題をお届けします。
ケニーのトレード・マークと言える、甘い音色がどのように生み出されるのか? 気になるケニーGサックスの開発者インタビューや、つづらのあつし氏によるケニーGサックス・ソプラノとマークⅥとの比較試奏レポートと共にお届けします。(表紙写真:言美 歩)
連載:「ジャズの巨匠」ではウェイン・ショーターを大特集!
ジャズの歴史に名を残す名サックス奏者をその軌跡から奏法スタイル、使用楽器や代表作紹介など様々な角度から徹底分析していく連載特集「ジャズの巨匠」。今回はコルトレーン以降の最も重要なテナー・サックス奏者の一人、ウェイン・ショーターの演奏スタイルに迫ります。今号の奏法解説は 藤原大輔氏が担当。スコアは最も“やわらかな”ショーターの音色を聴くことができる名演奏「502 BLUES 」(『Adam’s Apple』収録)を掲載。そのプレイの特徴とその魅力を8つの譜例と共に紹介いただきました。バイオグラフィー、推薦アルバム紹介、使用楽器紹介と、ウェイン・ ショーターの魅力をたっぷりとお届けします。 (写真:内山 繁/whisper not)
インタビュー:デイヴ・コーズ
スムースジャズ~フュージョン・シーンのトップ・サックス奏者デイヴ・コーズ。 今回はメロディー・プレイヤーとしての演奏スタイルや、 シンガーと共演する際の心構え、彼がサックスを演奏するにあたって大切にしている考えなど話を伺いました。(写真:内山 繁/whisper not)
インスト特集
■サックス解体新書 リード大特集
〜リードの基礎知識と リードの調整/保存方法を知る〜
サックスの素材や構造について、プレイヤーが知っておくと演奏に役立つ情報をお届けするサックス解体新書。今回はリードをテーマにお届けします。リードは息によって振動することで発音する、サックスにとって重要なパーツのひとつです。しかし、素材が基本的に天然のケーンであるためばらつきがあり、その選択や調整、保存方法に多くのプレイヤーが悩みを抱えています。今回の記事ではそれらの悩みの手助けとなるように、基礎知識から、選択、調整、保存方法、さらにメーカー・インタビューや試奏記事まで、リードに関するさまざまな情報を17ページのボリュームで、たっぷりとお届けします。(写真:土居政則)
・知っておきたいリードの基礎知識
・サックス奏者が知っておくと役立つ、葦の性質と水分による リードの変化
・ジャズ・サックス界随一の論客 川嶋哲郎が語るこれまでにない「リード論」
・プロのリードの扱い方を大公開!(藤陵雅裕/竹野昌邦/住谷美帆、他)
・リードQ&A
・バンドーレン社インタビュー
・バンドーレン アルト用リード 全ラインナップを試奏レビュー(試奏:藤陵雅裕)
■黒澤楽器店サキソフォン・ラボがあなたのマウスピース選びをサポート!
注目のソプラノ・サックス用マウスピース全18モデルを徹底試奏!
近年、ソプラノ・サックス用マウスピースのニューモデルが続々とリリースされています。演奏人口の増加や低価格帯の楽器が販売されたことにより、マウスピースも個性的なものが数多く登場しています。そこで今回はソプラノ・サックスのマウスピース18モデルを徹底試奏! 日本最大級の品揃えを誇る黒澤楽器店サキソフォン・ラボの菅原店長と、サックス・プレイヤーの鈴木央紹さんにプロの目線で厳しくチェックしていただきました。鈴木さんによる“ソプラノ・サックス用 マウスピース選択のポイント”と、ワンポイント・レッスン“ソプラノ・サックス上達のコツ”も掲載!(写真:土居政則)
■ブランド巡歴 シルバースタイン・ワークス
紐式のリガチャーやリードの交換サービス、高級感のあるパッケージ・デザインなど、斬新な製品やサービスで話題のブランドが2013年創業のシルバースタイン・ワークス。今回はハーバード大学のMBA(経営学修士)を持つなど楽器業界では異色の経歴とも言えるCEOのBKソン氏に、創業の経緯や、製品やサービスの特徴を訊いました。(表紙写真:言美 歩)
■ビンテージ・サックス・ミュージアム セルマー・スーパー・サックス
ビンテージ・サックスの魅力を紹介する 連載企画『ビンテージ・サックス・ミュージアム』。 今回はセルマー・スーパー・サックス(SSS)をクローズアップします。 サックス・メーカーとしては後発であったセルマー社が ビッグバンド隆盛期の米国市場を開拓すべく力を注ぎ、 その後の革新的モデルへの礎となる名器 セルマー・スーパー・サックス(SSS)は1931年に誕生しました。 わずか5年ほどの製造期間に マイナー・チェンジが続いたことで、仕様違いによって シガー・カッター、スーパー、ラジオ・インプルーヴドといった 名称で呼ばれることになるSSS。そのの仕様の変化を徹底検証します。
奏法ノウハウ特集
ボブ・レイノルズが直伝
日々の練習のヒント
スナーキー・パピーやジョン・メイヤーらと共演し、ソロ・アーティストとしても11枚ものリーダー作をリリースする人気の次世代サックス奏者ボブ・レイノルズ。今年4月にジャズ・シンガー、サラ・ガザレクと共に来日。東京・丸の内のコットンクラブにてライブを行いました。今もっともホットなサックス・プレイヤーであるボブが日頃どのような練習をしているのか? 今回は彼に“プレイを上達させるための日々の練習のヒント”を紹介してもらいました。(写真:土居政則)
ジャズ・サックスの名手 大山日出男が伝授
スウィングの苦手意識を克服!
ジャズにおける リズムの研究
ジャズを演奏する上で、“スウィング”が思うように演奏できないという悩みに多くのプレイヤーが直面します。今回は読者の皆さんの悩みを解消する手助けになればと、ジャズ・サックスの名手 大山日出男氏に気持ち良くグルーヴし、しかも的確なポイントを感じながらジャズを演奏できるノウハウを伝授していただきました。7月にリリースされる大山氏のニュー・アルバム『Study In Blue』より、リズムの演奏ポイントを記載した「アメイジング・グレイス」のサックス・ソロ1〜2コーラス目の譜面も掲載。さらに付録CDに曲冒頭からソロ2コーラス目の音源も特別に収録しましたので、名手の“スウィング”を音源でぜひご体験ください!
新連載:石川周之介の
ジャズの名曲でマスターする サックス上達セミナー
石川周之介氏の人気セミナー「オランダ流基礎講座」の続編として、今号より「ジャズの名曲でマスターするサックス上達セミナー」がスタート。メロディー、ハーモニー、リズムといった3つの要素が見事なバランスで構成されているジャズ・スタンダードを様々な視点で解析し、“基礎練が実践に繋がる”実践的練習方法をレクチャー。
第一回目はメジャー・コードを6つ覚えることで、ジョン・コルトレーンの難曲「ジャイアント・ステップス」を攻略できる方法を伝授します。
CD連動企画
ご好評を頂いています付属CD連動スコア企画。今回もサックス演奏にマッチした選りすぐりの4曲を、サックス・ワールドのオリジナル・アレンジでご用意させていただきました。カラオケ音源と一緒にぜひ演奏をお楽しみください!
■スタンダード・ジャズでマスターする アドリブ入門セミナー 「ストライク・アップ・ザ・バンド」 Strike Up The Band 演奏:山田拓児(as)、西口明宏(ts)
■極上のポップス・バラード名曲編 「PIECE OF MY WISH」 今井美樹 演奏:伊勢賢治(as)
■3サックスで楽しむ不朽のポップス・スタンダード 「オールウェイズ・ゼア」Always there ロニー・ロウズ 演奏:sax triplets/ 寺地美穂(as)、堀江有希子(as)、河村 緑(ts)、 プロデュース/アレンジ:小池修
■サックス・デュオで奏でるスタンダード・ジャズ 「ネイマ」ジョン・コルトレーン 演奏&アレンジ:青柳誠(as&ts)
その他、連載セミナーやコラムなど盛りだくさんの内容で今号もお届けします。