表紙&巻頭特集は藤井尚之&武田真治
サックスを持つ姿が絵になる男二人の熱い対談が実現
俳優・タレントとして大活躍する一方で、サックス奏者の顔も持つ武田真治。後者についてはコアな音楽ファンも含め幅広く認知されている稀有な存在です。そんな彼が、もともとチェッカーズの藤井尚之に憧れてサックスを始めたのは有名な話です。そして、今やお互いの存在を認め合う間柄となった二人は、サックスを持つ姿がとにかく“絵になる”という点でも通じ合います。2020年度の最初を飾る表紙巻頭企画は、そんな彼らによるトーク&フォト・セッションをたっぷりとお届けします!(表紙写真:富田一也)
連載:「ジャズの巨匠」ではジェリー・マリガンを大特集!
ジャズの歴史に名を残す名サックス奏者をその軌跡から奏法スタイル、使用楽器や代表作紹介など様々な角度から徹底分析していく連載特集「ジャズの巨匠」。今回はジャズ・バリトン・サックスの第一人者、ジェリー・マリガンの演奏スタイルに迫ります。今号の奏法解説は竹村直哉氏が担当。スコアは人気のポール・デスモンドとのデュオ・アルバム『Two Of A Mind』から「All The Things You Are」を掲載。バイオグラフィー、推薦アルバム紹介、使用楽器(コーン ニューワンダー Ⅱ)紹介と、ジェリー・マリガンの魅力をたっぷりとお届けします。 (写真:内山 繁/whisper not)
インタビュー:ミンディ・エイベア
スムースジャズ・シーンで人気のサックス奏者ミンディ・エイベアがこの9月に来日。ミンディ・エイベア & ザ・ボーンシェイカーズ名義でのライブを行いました。ザ・ボーンシェイカーズではブルージーでロックなサウンドを展開。サックスはもちろん、ミンディのハスキーなボーカルもフィーチャーし、バンドのフロントウーマンとして休む間なく白熱ステージを繰り広げたミンディ。今回は本誌初登場となる彼女に、これまでのミュージシャンとしてのキャリアや、近年の活動の中心であるザ・ボーンシェイカーズ加入の経緯などお話しを伺いました。また、ミンディのシグネチャー・マウスピースについて、セオ・ワニ氏による開発ストーリーも掲載しています。(写真:山路 ゆか)
インタビュー:ティモ・ラッシー(ファイブ・コーナーズ・クインテット)
北欧ジャズ・シーンを代表する実力派サックス奏者ティモ・ラッシーが、ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテット再結成というモントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパンのスペシャル・プログラムのために来日。あいにく大型台風上陸と重なりファイブ・コーナーズのモントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパンへの出演は中止となってしまいましたが、来日中に弊誌のためにインタビューに答えてくれました。今回はティモがサックスの演奏力を高めるために、日ごろどのような取り組みを行っているか話を伺いました。(写真:言美 歩)
インスト特集
■アルト用マウスピースの超定番! メイヤーを徹底解剖
“ジャズ用ラバー・マウスピースの定番モデルは?”、“ジャズ用のマウスピースを買いたいんだけど何を買えばいいの?”と尋ねられれば、間違いなく“メイヤー”との答えが返ってくることでしょう。この特集では製造会社へのインタビューや、メイヤー・タイプに分類されるマウスピースも含めたミュージシャンによる試奏レポートなどを通じて、その人気の秘密を探ります。(写真:土居政則)
・メイヤーの歴史/メイヤーを愛したジャズ・レジェンドとその名盤/メイヤーの構造的特徴
・製造メーカー jjバビット社インタビュー
・メイヤーとメイヤー・タイプ全16モデルを試奏!! (試奏者:太田剣、近藤 淳)
■ソプラノ・サックスを知る!
甘く透明感のある高音が魅力のソプラノ・サックス。同じB♭管のテナー・サックス奏者はもちろん、アルト・・サックス・プレイヤーも持ち替え楽器として使用することから、ソプラノ・サックスは、ジャズ・ポップス・シーンでは最も多くのサックス奏者が使用する楽器と言えるでしょう。しかし、演奏面ではアルトやテナーに比べてピッチのコントロールがシビアであり、高い演奏スキルが必要であったり、ハード面でも管体(ストレート/カーブド)やネック(一体型/デタッチャブル)など他のサックスに比べて選択肢が多く、ビギナーには手が出しにくい楽器と思われるかもしれません。そこで、今回の特集ではソプラノ・サックスの魅力をより深く知って頂くために、楽器の基礎知識や、初心者向けの購入ガイド、ソプラノ・サックスを演奏するための奏法アドバイスなど、たっぷりのボリュームで紹介します。(写真:富田一也)
■知っておきたいソプラノ・サックスの基礎知識
■達人が語るソプラノ・サックスの魅力(インタビュー)
・土岐英史
・フクムラサトシ(ピクリプ/スクリーントーンズ)
・Juny-a(FIRE HORNS)
■ソプラノ・サックス入門モデル全12機種を試奏レポート(試奏者:フクムラサトシ)
■ソプラノ・サックス・スコア(A.ギター伴奏譜付)
孤独のグルメ・テーマ曲「Stay Alone」(スクリーントーンズ)
奏法ノウハウ特集
SKE48 古畑奈和の輝け! サクソフォン次世代エースへの道
SKE48の古畑奈和に様々なジャンルの音楽やサックスに関するいろんなことを体験してもらって、サックスの腕前を磨いてもらうという連載企画。今回のテーマは“サックス3本でのアンサンブル”。サックス・トリプレッツの皆さんを講師にお迎えし、山下達郎の人気ナンバー「スパークル」を課題曲に、アンサンブルにおけるメロディーや内声パートのハーモニーのそれぞれの役割や演奏の方法について教えていただきました。連動動画と一緒にお楽しみください。(写真:富田一也)
連載:サックス・クインテット“SAX CATS”が伝授
いつでもどこでも練習 音を出さないサックス練習術
前号よりスタートし、大好評を頂いてます“音を出さないサックス練習術”。今回は“サックスを演奏するための身体能力をアップ!”をテーマに、7つの練習術を紹介します!(写真:土居政則)
①音色を太くする 極小サブ・トーンの練習〜お腹の力や息の支えを意識して!
②口の周りの筋肉を鍛えて アンブシュアを安定させる!〜スティック状のものをくわえて口輪筋を強化
③楽器を演奏する体力を 鍛える練習① プランク・トレーニングで筋肉を鍛える
④理想的なタンギングを 身につける練習〜息がどう入っているのか音を出さずにチェック
⑤楽器を演奏する 体力を鍛える練習②〜腹筋を鍛える腹式呼吸の練習
⑥息の出し方に意識を向ける!〜息をフォーカスする練習方法 楽器を持たず頭の中だけで指の動きをイメージしてみる
⑦ストレッチで肋間筋をほぐして 息の吸える量を増やす〜息がどう入っているのかをチェック
石川周之介の
ジャズの名曲でマスターする サックス上達セミナー(CD連動企画)
石川周之介氏の人気セミナー「ジャズの名曲でマスターするサックス上達セミナー」ではメロディー、ハーモニー、リズムといった3つの要素が見事なバランスで構成されているジャズ・スタンダードを様々な視点で解析し、“基礎練が実践に繋がる”実践的練習方法をレクチャー。第3回目はジョン・コルトレーンの 「ネイマ」を題材に、“メロディーをマイナー・アルペジオ”で奏でるがテーマ。コードとメロディーの関係や、アルペジオの練習、独奏スタイルを学びます。
坂田明奈の
いまさら聞けない? サックス超初級セミナー
ビギナーのみならず、中級者にも役立つと大好評の連載。今回は“装飾音符で表現力アップ①”がテーマ。今回もビギナーが本当に知りたい情報を懇切丁寧にご紹介します。
CD連動企画
ご好評を頂いています付属CD連動スコア企画。今回もサックス演奏にマッチした選りすぐりの4曲を、サックス・ワールドのオリジナル・アレンジでご用意させていただきました。カラオケ音源と一緒にぜひ演奏をお楽しみください!
■スタンダード・ジャズでマスターする アドリブ入門セミナー ※実践編:ブルースをマスター
「ブルー・トレイン」 ジョン・コルトレーン 演奏:山田拓児(as)、西口明宏(ts)
■極上のポップス・バラード名曲編 「クリスマス・イブ」 山下達郎 演奏:伊勢賢治(as)
■3サックスで楽しむ不朽のポップス・スタンダード 「ストレイト・トゥ・ザ・ハート」デイヴィッド・サンボーン
演奏:sax triplets/ 寺地美穂(as)、堀江有希子(as)、河村 緑(ts)、 プロデュース/アレンジ:小池修
■サックス・デュオで奏でるスタンダード・ジャズ 「エンブレイサブル・ユー」 ジョージ・ガーシュイン 演奏&アレンジ:青柳誠(as&ts)
その他、連載セミナーやコラムなど盛りだくさんの内容で今号もお届けします。