表紙は西口明宏 × 馬場智章 × 安藤康平(MELRAW)が登場
巻頭特集は「再発見! ジャズ・テナー・サックスの魅力」。西口明宏×馬場智章によるコンテンポラリー・ジャズ・テナー奏者対談 & 清水玲奈×米澤美玖×髙木沙耶の3人による女性ジャズ・テナー奏者座談会を掲載!
■ Part.1 コンテンポラリー・ジャズ・テナー奏者対談
西口明宏×馬場智章
6月に“Days of Delight”から新譜をリリースする西口明宏、映画『BLUE GIANT』でサックス演奏を担当した馬場智章、今もっとも脂がのった2人のテナー奏者がジャズ・シーンの今を語る! 2022年にリリースされた馬場のリーダー作『Gathering』での2人の共演も記憶に新しいが、2人の出会いは馬場がまだ15歳のころで、実はかれこれ20年来の付き合いになるという。『Gathering』のほかにも陸悠(くが・ゆう)を加えた3テナー・サックスの新バンド“Tenors in Chaos”も始動し、ますますコンテンポラリー・ジャズ・シーンを躍進する2人に、テナーの魅力とジャズの今について本音で語ってもらった。
■ Part.2 女性ジャズ・テナー奏者座談会
清水玲奈×米澤美玖×髙木沙耶
女性サックス奏者盛況の中、これまでのアルト主流から近年はテナーをメイン楽器とする女性プレイヤーの活躍が目に留まるようになってきた。今回は現在ジャズ〜フュージョン・シーンでソロ・アーティストとして活躍する3人の女性テナー奏者に集まっていただき、テナー・サックスの魅力や演奏にまつわる悩みなど、女性ならではの視点で語り尽くしてもらった。
インタビュー
安藤康平(MELRAW)
ニュー・ジャズ・シーンの過去、現在、未来
ソロ・プロジェクトであるMELRAWとしての活動を主軸に、King Gnu、WONK、millennium parade、米津玄師、Vaundyなどのポップス、バンド・シーンから、HIPHOPシーンまで、ジャンルの枠を超えて活躍中のサックス奏者、安藤康平。彼の歩んできた音楽人生は、まさにニュー・ジャズ・シーンの歩みとシンクロする。新プロジェクト4Acesでは改めて自分たちの”ジャズ”と向き合うべく始動させたという安藤。その音楽活動歴を追うことで、ポップスやヒップホップなど様々なジャンルとの融合を繰り返しながら、進化を続けるニュー・ジャズ・シーンの現在を見ていく。
ジャズの巨匠:チャーリー・マリアーノ
ジャズの歴史に名を残す名サックス奏者をその軌跡から奏法スタイル、使用楽器や代表作紹介など様々な角度から徹底分析していく本企画。今回は、時代とともに変遷するジャズの流れの中で生涯サックスの可能性を探り続けた、チャーリー・マリアーノの奏法を考察し、その演奏スタイルに迫ります。今号の奏法解説は太田 剣が担当。スコアは「Everything Happens To Me」(『Dear John C.』エルヴィン・ジョーンズより採譜)を掲載。バイオグラフィー、推薦アルバム紹介、使用楽器紹介と、チャーリー・マリアーノの魅力をたっぷりとお届けします。
ノウハウ特集
ビッグバンド・アプリ『Amsable』連動企画
カウント・ベイシー・スタイルから学ぶ! ビッグバンド・アンサンブル強化セミナー
“The Swingin’Devils”を率いる向井志門がプロのアンサンブルのノウハウを惜しみなく伝授!!
課題曲 「In A Mellow Tone」 講師:向井志門(The Swingin’Devils)
小池 修直伝 メロディー・フェイク4つの手法(CD連動)
模範演奏「P.S. I thank you」(小池 修オリジナル曲)
インスト特集
■徹底解剖‼セルマー・パリ シュプレーム・テナーの実力
市場で高い評価を得ているシュプレーム・アルトから2年、テナー・プレイヤー待望の新モデル“シュプレーム テナー”がセルマー・パリから2023年4月に発表された。今回はシュプレーム・テナーの全貌とその魅力を、開発者のインタビューやミュージシャンの試奏レポートなどを通じて余すことなくお伝えする。
■ 試奏レポート 福本信太郎(昭和音楽大学教授)、神保佳祐(トルヴェール・クヮルテット)、中村誠一(洗足学園音楽大学名誉教授)、上野まこと(Gentle Forest Jazz Band)
■今日から実行! 愛器のコンディションを守る
サックスのお手入れ完全ガイド
デリケートなサックスのコンディションをキープするには、バランス調整などリペア・ショップでの定期的な調整も大切だが、まずは日々の演奏前/演奏後に自身でしっかり楽器をお手入れすることが重要で、その積み重ねが常に最高のコンディションでの演奏を可能にする。今回の特集では自分でできるサックスのお手入れのノウハウを、楽器の演奏前から演奏後、さらに収納方法まで徹底的に紹介する。
■本間将人が21モデルを試奏!!
ラバー系ハイ・バッフル・マウスピースの魅力を発見!!
華やかなサウンドが魅力のハイ・バッフル・マウスピース。その素材は一般的にメタルが使用されることが多く、ロー・バッフル=ラバー、ハイ・バッフル=メタルという印象が強いが、クラウド・レイキーやランバーソンなどハイ・バッフル製ラバー・マウスピースの人気も根強く、愛用するプロ・ミュージシャンも多い。今回はメタル以外の素材で製造されたラバー(樹脂)系ハイ〜ミディアム・バッフル・マウスピースにフォーカス。用途に応じてラバーとメタルのハイ・バッフル・マウスピースを使い分けているという本間将人に試奏を依頼した。全21モデルの試奏を通じて、その魅力と実力を紹介してもらおう!
■ビンテージ・サックス・ミュージアム
セルマー バランスド・アクション
■話題の電子リコーダー エレフエを坂田明奈がチェック!!
■次世代ウインドコントローラー NuRAD
ユーザー実践レポート 住友紀人
連載セミナー
■楢﨑 誠(Official髭男dism) × アンディ・ウルフ
吹奏楽出身者のためのJAZZ & POPSサックス奏法入門(CD連動)
マウスピースだけで音程をコントロールする練習
■石川周之介のジャズの名曲でマスターするサックス上達セミナー
実践練習で学ぶ!! アドリブ・ソロ攻略編 (CD連動)
テーマ:「ジャスト・フレンズ」で学ぶナインス・コードでのアドリブ作成
講師&演奏:石川周之介(as/ ts)(CD連動)
■いまさら聞けない? サックス超初級セミナー[実践練習編](動画連動)
テーマ:オーバー・トーン
講師:坂田明奈
CD連動企画
ご好評を頂いています付属CD連動スコア企画。今回もサックス演奏にマッチした選りすぐりの曲を、サックス・ワールドのオリジナル・アレンジでご用意させていただきました。カラオケ音源と一緒にぜひ演奏をお楽しみください!
■ピアノ伴奏で吹くソプラノ・サックス
一度は演奏してみたいポップス・バラード超名曲選
「BUTTERFLY」木村カエラ
演奏&解説:伊勢賢治(ss)
※ソプラノ譜(in B♭)/アルト譜(in E♭)掲載
(CD:模範演奏:ソプラノのみ、カラオケ:ソプラノ&アルト対応)
■スムースジャズ定番曲選
「ジョージー・ポージー」 TOTO
演奏/編曲:SAX CATS
演奏/編曲:屋嘉一志(as)
(CD:模範演奏)
■サックス・デュオで奏でるスタンダード・ジャズ
「レディ・バード」(as & ts)(as & ts)
演奏&アレンジ:青柳 誠(as/ ts)
(CD:模範演奏、カラオケ)
■サックス・デュオで奏でるクラシックの響き
「バッハ 15インベンション 第10番 BWV 781」
(テナー・デュオ/アルト・デュオ対応)
演奏&アレンジ:門田“JAW”晃介(ts/ as)
(CD:模範演奏、カラオケ)
連載
■ビッグバンド 名サックス奏者紳士録
ハーシャル・エヴァンス(カウント・ベイシー・オーケストラ、ほか)
■ Whisper’s Sax Photo archives Photo by Shigeru Uchiyama
バルネ・ウィラン
◎PRODUCTS CLOSE UP (CD連動)
・ BG ユニバーサル・ジャズ L23BMJ/リガチャー
・ ゴッツ シグネチャー・リガチャー&セピア・トーン・ジャズ・メタル・シグネチャー/
テナー用リガチャー&マウスピース
・ ウッドストーン TM-1 SP/テナー用マウスピース
・ キャノンボール ビッグベルストーン・シリーズ
A5-M “MidKnight”/アルト・サックス
※応募者全員にセルマー・シュプレーム・テナー クリアファイルをプレゼント!