ヤマハから、Custom Zシリーズ テナー・サックスの限定モデル『YTS-82ZASP』が11月15日(水)に発売される。
YTS-82ZASPはCustom Zシリーズの人気モデルYTS-82Zをベースに開発された限定モデル。ジャズ・サックス奏者 三木俊雄の開発協力のもと、イレイアウト、重量バランスなど細部の検証をおこなうことで、ジャズ・プレイヤーが求める軽快な吹奏感とドライで存在感のある響きを実現している。
また、ビンテージ・サックスが持つ世界観を彷彿させるアンティーク調アンバー塗装を採用した外装は、限定モデルに相応しいより格調の高い仕上げとなっている。
品名 :ヤマハ テナー・サクソフォン YTS-82ZASP
価格:700,000円(税抜)
発売日:2017年11月15日
主な製品の特徴
1.軽量化により、スムーズな吹奏感と遠くまで響く存在感のある音色を実現
コントロールしやすく安定した音程感と立ち上がりの早さが特長のC1ネックを採用。本モデル専用にネックの板の部分を通常よりも薄くしたほか、サム・レストの素材としてエボナイトを採用し、台座の肉厚を薄くすることで、約15%の軽量化を実現した。さらに中低音域の響きに影響のある管体の右手側で、主列キイの支柱をそれぞれ独立して管体に取り付けて単座化することで、演奏時の抵抗感を軽減。これらにより従来モデルよりも、軽快な吹奏感とドライで存在感のある響きを持つとともに、高い遠達性を実現している。
C1ネック
2.演奏に集中することができる高い操作性と最適な重量バランス
メタル・サムフックや新規開発のネック・スクリューなどのパーツを重量化することで、軽量化された本体との最適な重量バランスを実現。また、細部にわたる検証を繰り返し、キィ・レイアウトやストラップ・リング位置の変更などを行なうことで、演奏に集中できる高い操作性を可能にした。
3.見る人を惹きつける格調高いアンバー塗装
ビンテージ・サックスを彷彿とさせるアンバー塗装された外観や、LowC# キィ・タンポ皿への彫刻など専用パーツを採用。
開発協力:三木俊雄
プロフィール:大阪府生まれ。1986年バークリー音楽大学にスカラーシップを得て留学。リッチー・コール・アワード受賞。サックスをビル・ピアース、ジョー・ヴィオラ、アレンジをハーブ・ポメロイ、フィル・ウィルソンに師事。1996年から自己の率いる10ピース・バンド、フロントページ・オーケストラの活動を開始。アルバム『ハーモニー・オブ・ザ・ソウル』をリリースの他、DOUBLE、押尾コータロー(g)とのコラボ・アルバムにも参加。2013年リリースの『ストップ&ゴー』は、ジャズライフ「アルバム・オブ・ザ・イヤー」にて第3位を獲得。また、小曽根真(p)率いるNo Name Horsesのメンバーとして、作品も提供している。尚美学園大学非常勤講師。
仕様
色/ 仕上げ:アンバーラッカー
一体座:右手主列・サイド単体座
ベル支柱:二点式
HighF#キイ:あり
パッド:メタル・レゾネーター
針バネ:硬質ニードル・スプリング
サムレスト:エボナイト製
サムフック:真鍮製
ネックスクリュー:オリジナル
ベル接ぎリング:オリジナル
彫刻:手彫り彫刻 LowC# タンポ皿の手掘り彫刻
ネック:TC1L
マウスピース:4CM
ケース:TSC-820UL02(フライトケース)
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