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【コンサート・レポート】東京藝術大学 奏楽堂モーニング・コンサートにて伏見はながグレグソン:サクソフォン協奏曲を演奏

名誉あるコンサートで山下一史指揮、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演!!

サックス・ワールドVol.25で紹介した東京藝術大学の人気コンサート企画「JAZZ in 藝大」より派生した本多俊之&東京藝大スペシャル・ウインドオーケストラ。そのスタジオ・レコーディングCD『GEIDAI PLAYS HONDA』のサックス・セクションに参加した伏見はな(as)が、2022年6月23日に東京藝術大学 奏楽堂にて開催されたモーニング・コンサートに出演、オーケストラをバックにグレグソン作曲 サクソフォン協奏曲を披露した。

『東京藝術大学奏楽堂モーニング・コンサート』は藝大生たちの研鑽の場として1971年の初公演から50年以上続く歴史ある企画で、各専攻科から優秀な学生が各回2名ずつソリストとして選抜される。その名誉あるコンサートに今回器楽科管打楽器専攻4年次に在学中の伏見はなが選ばれ、山下一史指揮、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演、伏見がソロイストとしてアルトとソプラノ・サックスを演奏した。


©️東京藝術大学

グレグソン サクソフォン協奏曲は2006年に東京藝術大学 招聘教授須川展也から“力強さと繊細さを両方持ったサクソフォン協奏曲を作曲してほしい”というオーダーにより2006年に作曲され、同年に須川展也とBBCフィルハーモニーによって世界初演された楽曲。激しいリズムが絡み合うジャズやロックのテイストを取り入れたパートから、ソプラノ・サックスをフィーチャーしての美しい旋律のパートまで、第3章に渡ってサックスの全音域を駆使してダイナミックに展開する難曲を、伏見は見事に演奏し観衆を魅了した。


©️東京藝術大学

終演後に伏見はなと、東京藝大スペシャル・ウインドオーケストラで彼女の指導にあった本多俊之にコンサートを終えての感想を伺った。

「モーニング・コンサートは3年生の後期試験の結果によって出演できるできないが決まるのですが、入学以来のひとつの大きな目標である憧れの舞台に山下一史先生と一緒に上がらせていただけたというのは本当に幸せな機会だったと、演奏しながらも終わってみても感じました。」(伏見はな 談)

「モダンでハーモニーがカッコいいグレグソンのサクソフォン協奏曲を選んだセンスの良さがすごい。リズムもいろいろ変わるし、その中であの速いパッセージをよく演奏するなと思って、御世辞ではなく伏見さんのプレイに感動しました。すごい成長だなと思って(笑)。伏見さんとの出会いは実は彼女が高校三年生のときで、吹奏楽コンクールに彼女が出演したときの審査員を僕が務めていて、彼女の演奏を褒めたんです。特にタンギングがすごくしっかりしていて、そのときから本当に上手かったんですね。そしたら翌年現役で彼女が藝大に入学してきて、私も偶然にもその年から藝大で講義を持つことになって、そこで再会したんです。本当に彼女は優秀で、1年生のときから「JAZZ in 藝大」に出演してもらって、昨年の「JAZZ in 藝大」では一番の大役のインスペクター(楽団全体を取り仕切る役割)を務めてもらいました。すごく信頼しています。」(本多俊之 談)

終演後の伏見はな(左)と本多俊之(右)


サックス・ワールドVol.25は本多俊之&東京藝大スペシャル・ウインドオーケストラの対談記事を掲載。伏見はなを含む4名のサックス・セクションと本多俊之によるCD『GEIDAI PLAYS HONDA』レコーディング秘話を語ってもらった。

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・ザ・レヴ・サクソフォン・クヮルテット(上野耕平/宮越悠貴/都築 惇/田中奏一朗)
・パトリック・バートリー

◎音の匠 スタジオ・ミュージシャンの仕事
・渕野繁雄/勝田一樹/ヒロムーチョ

ジャズの巨匠:ハンク・モブレー

◎魅惑のサブ・トーンを徹底研究:菅野 浩、上野まこと(Gentle Forest Jazz Band)
・サブ・トーン対談/サブ・トーンの名演を聴く!/演奏ポイント/楽器セッティング
・M.C.グレゴリー・マウスピース・ギャラリー
・ウッドストーン新MP“Model 46”開発ストーリー

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「我が心のジョージア」 レイ・チャールズ(as) /演奏:屋嘉一志
「ジャスト・フレンズ」(as/ts)/演奏:青柳 誠
「バッハ 15インベンション第13番 BWV 784」(as/ts)/演奏:門田”JAW”晃介
「マック・ザ・ナイフ」(as/ts)/演奏:石川周之介

 
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