表紙&巻頭特集はデイヴィッド・サンボーンが登場
話題のシグネチャー・マウスピースの魅力を自ら語る!!
フュージョン・アルト・サックス奏者の最高峰、デイヴィッド・サン ボーンが昨年11月に来日。約2 年振りとなるブルーノート東京オー ルスター・ジャズ・オーケストラ(以下BAJO)との1日だけのライブ、 そして、“ブレッカー・ブラザーズ・バンド”での盟友、ランディ・ブレッカーをゲストに迎えての自身のバンドでのライブと、ファン垂涎のまさにスペシャルな公演を行いました。今回はBAJOのメンバーとしてサンボーンと共演した寺地美穂にインタビュアーを務めていただき、ドレイクから発売されて既に大きな話題となっている“デイヴィッド・サンボーン・シグネチャー・マウスピース”の話題を中心に話を伺いました。今号の「マウスピース工房訪問」では開発者であるアーロン・ドレイクのインタビュー記事も掲載しています(表紙写真:内山繁)
連載:「ジャズの巨匠」ではジョー・ヘンダーソンを大特集!
ジャズの歴史に名を残す名サックス奏者をその軌跡から奏法スタイル、使用楽器や代表作紹介など様々な角度から徹底分析していく連載特集「ジャズの巨匠」。今回はジョー・ヘンダーソンの変幻自在な演奏スタイルに迫ります。今号の奏法解説は川嶋哲郎が担当。スコアはホレス・シルバーの人気曲「Song For My Father」を掲載。バイオグラフィー、推薦アルバム紹介、使用楽器紹介と、ジョー・ヘンダーソンの魅力をたっぷりとお届けします。 (写真:内山 繁/whisper not)
インタビュー:キャンディ・ダルファー
女性サックス奏者のトップ・プレイヤーとして、常に音楽シーンの最前線で活躍を続けるキャンディ・ダルファー。昨年11月に行われた毎年恒例のブルーノート東京公演は、当初父ハンス・ダルファーとの久しぶりの日本での共演を予定していましたが、体調不良により残念ながらハンスの来日がキャンセルに。急遽キャンディ単独で のライブとなりました。しかし、今回のライブは事前にファンからリクエストを募り、それをセットリストに反映。折しも 昨年9月に50 歳となったキャンディのこれまでのキャリアを祝う、ベスト・ヒッ ト・ライブと言えるスペシャルなプログラムを聴かせてくれました。今回のインタビューでは、アーティストとして年齢を重ねることでの音楽への向き合い方の変化、ハードなステージを続けるための体力のキープ方法などを掘り下げて話を伺いました。(写真:富田一也)
インスト特集
■ハイ・バッフル・マウスピース大研究!!
デイヴィッド・サンボーンに代表される華やかなサウンドを出してみたい!! そんなサックス奏者にとって、ハイ・バッフル・マウスピースは一度はチャレンジしてみたい憧れのアイテムです。しかしハイ・バッフルはコントロールが難しく、特に初心者にとってはなかなか手が出せないというのも事実。そんな読者の皆さんの悩みを解決すべく、今回はハイ・バッフル・マウスピースを大特集!! ハイ・バッフルの達人、宮崎隆睦、勝田一樹(DIMENSION)の両氏によるハイ・バッフル克服のアドバイス、アルト&テナー全70本のハイ~ミディアム・バッフル・マウスピースの試奏レポートにより、ハイ・バッフルマウスピースの選び方~攻略方法までをたっぷりのボリュームで紹介します!!(写真:言美 歩)
【特集の内容】
■知っておきたいハイ・バッフル・マウスピースの基礎知識
■ハイ・バッフル・マウスピース・ヒストリー〜ハイ・バッフルの歴史に残る名器たち〜
■ハイ・バッフル・マウスピース 名プレイヤー&推薦盤20選
■大人の実験室 手持ちのマウスピースをハイ・バッフルに改造してみた
■ハイ・バッフル・マウスピースの達人が伝授 ハイ・バッフル・マウスピース徹底攻略術
宮崎隆睦/勝田一樹(DIMENSION)※マウスピース・コレクションも紹介
■ハイ・バッフル・マウスピース全70モデル徹底試奏(アルト試奏:宮崎隆睦、テナー試奏:石川周之介)
ライブ会場限定販売の宮崎隆睦 最新CD『Love Means …More Than Words Can Say』を4月10日までの期間限定で特典付き予約販売を受付中!
奏法ノウハウ特集
■新連載「実践レッスン 吹奏楽出身者のためのJAZZ & POPSサックス奏法入門」
Official髭男dism 楢﨑 誠(b,sax)&アンディ・ウルフ
ポップス・シーンに旋風を巻き起こすOfficial髭男dismのベース&サックス・プレイヤー楢﨑 誠は、サックスは吹奏楽出身で、警察音楽隊にも所属した経験を持つ本格派。“髭男”は昨年より本格的にブラス・セクションを導入。楢﨑もその一員としてサックスを披露する機会が増加し、これまで学んだ吹奏楽のスタイルから、ジャズ&ポップス系のプレイに対応すべく、“髭男”ブラス・セクションのメンバー、アンディ・ウルフに改めてアドバイスを受けていると言います。今回からスタートする本連載ではジャズ、ポップス演奏する際に多くの吹奏楽出身者が直面する、音色やリズム、アドリブなどの悩みの解決法を楢﨑&アンディのふたりに、これまでのレッスンの体験談をベースに紹介して頂きます!! 連載初回は拡大版として楢﨑 誠のインタビューも掲載!(写真:富田一也)
■SKE48 古畑奈和の輝け! サクソフォン次世代エースへの道
SKE48の古畑奈和に様々なジャンルの音楽やサックスに関するいろんなことを体験してもらって、サックスの腕前を磨いてもらうという連載企画。今回のテーマは“ジャズのサックス・アンサンブル”。SAX CATSの皆さんを講師にお迎えして、グレン・ミラー楽団の「茶色の小瓶」を課題曲に、ジャズ・アンサンブルにおけるバッキングや、超有名やソロ・フレーズの吹き方を教えていただきました。連動動画と一緒にお楽しみください。(写真:富田一也)
■サックス・クインテット“SAX CATS”が伝授
いつでもどこでも練習 音を出さないサックス練習術
大好評を頂いてますSAX CTASの“音を出さないサックス練習術”。今回は“サックスを演奏するためのリズム力をアップ!”をテーマにお届けします。
■石川周之介の
ジャズの名曲でマスターする サックス上達セミナー(CD連動企画)
石川周之介氏の人気セミナー「ジャズの名曲でマスターするサックス上達セミナー」ではメロディー、ハーモニー、リズムといった3つの要素が見事なバランスで構成されているジャズ・スタンダードを様々な視点で解析し、“基礎練が実践に繋がる”実践的練習方法をレクチャー。第4回目はキャノンボール・アダレイの名演でよく知られる 「ボヘミア・アフター・ ダーク」を題材に、“マイナー・スケールの作り方”を学びます。
■坂田明奈の
いまさら聞けない? サックス超初級セミナー
ビギナーのみならず、中級者にも役立つと大好評の連載。今回は“装飾技法”をテーマにビブラートとベンドのマスター法を紹介。連動動画と共に、今回もビギナーが本当に知りたい情報を懇切丁寧にご紹介します。
CD連動企画
ご好評を頂いています付属CD連動スコア企画。今回もサックス演奏にマッチした選りすぐりの4曲を、サックス・ワールドのオリジナル・アレンジでご用意させていただきました。カラオケ音源と一緒にぜひ演奏をお楽しみください!
■スタンダード・ジャズでマスターする アドリブ入門セミナー ※実践編:ブルースをマスター
「ミスターP.C.」 ジョン・コルトレーン 演奏:山田拓児(as)、西口明宏(ts)
■極上のポップス・バラード名曲編 「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」 スティング 演奏:伊勢賢治(ss)※今号よりソプラノ・サックス編スタート
■3サックスで楽しむ不朽のポップス・スタンダード 「サックス・ア・ゴー・ゴー」キャンディ・ダルファー
演奏:sax triplets/ 寺地美穂(as)、堀江有希子(as)、河村 緑(ts)、 プロデュース/アレンジ:小池修
■サックス・デュオで奏でるスタンダード・ジャズ 「ダニー・ボーイ」 演奏&アレンジ:青柳誠(as&ts)
その他、連載セミナーやコラムなど盛りだくさんの内容で今号もお届けします。