ヤナギサワからすごいネックが新登場しました! 同社の代名詞ともいえるアッパー・スタイルのオクターブ・キィで、新たにデザインされた正面の山型の2枚のプレートがニュー・モデルの証。ぱっと見それぐらいの違いしか見受けられませんが、外見からは分からない様々な改良が加えられているとのこと。
今回はシルバー素材の“AKz3”を試奏しましたが、これですね、吹いたらきっとみんな驚かれると思うんですが、まるで別の楽器になります。吹きはじめの軽さ、反応の良さは衝撃的。音量の柔軟性が向上すると同時に音程の操作性も格段にアップします。
それゆえニュアンスの幅と追従性が良くなって、意のままに楽器をコントロールできる。まるで1950年以前のビンテージ楽器の良いところだけ現代楽器に注入した感覚です。楽器の制御から解放されて自由に、歌うように吹きたいアナタ、ぜひお試しを!
素材別に3モデルをラインナップ
アッパー・スタイルを採用したネック。写真右よりブラス(AKz1)、ブロンズ・ブラス(AKz2)、シルバー(AKz3)の3モデルをラインナップ。
(撮影:)
88,000円※2022年6月現在
(問)プリマ楽器 TEL 03-3866-2215/03-3866-2210
■SPECIFICATIONS
●対応楽器:Wシリーズ(アルト)
●スタイル:アッパー・スタイル
●素材:シルバー
●仕上げ:クリア・ラッカー
■試奏環境
●本体:プリマヤナギサワ A-WO10
●マウスピース:メイヤー 5MM
●リガチャー:セルマー(旧タイプ)
●リード:ダダリオウッドウィンズ・セレクトジャズ(アンファイルド・カット)
YANAGISAWA AKz3 Alto(Silver) 試奏動画
試奏者 副田整歩
クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。