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イベント

デイヴィッド・サンボーン直伝! 初のマスター・クラス「サンボーン・サマー・セッション」を 日本のファンに向けてWebにて開講!

Q&Aなど受講者とのインタラクティヴなやり取りが可能なWebワークショップ。全国どこからでも参加可能!

 6度のグラミー賞に輝く人気サックス奏者、デイヴィッド・サンボーンのキャリア初となるマスター・クラス、「サンボーン・サマー・セッション」がこの夏開講!!
 今回はWeb会議システム、ZOOMを使ってのオンライン・ワークショップで、日本にいならがら自宅などで受講可能です。日本向けのプログラムでは日本語の通訳がサポートをします。
 各クラスの内容は、サンボーンのヒストリーを自らが分析し、そのプレイ・スタイルを5つのトピックに分けて代表的な楽曲の演奏を交えながら解説、1クラス最大12人の少人数制で、1クラス約2時間30分予定(途中休憩あり)の中にはQ&Aなど、受講者とのインタラクティヴなやりとりが含まれます。 

「サンボーン・サマー・セッション」概要

 

●開始日時:週1回×5週間  7月11日(土)より毎週土曜日に開講

●開講日: 7月11日(土)、7月18日(土)、7月25日(土)、8月1日(土)、8月8日(土)

●開始時間:日本時間:午前10時30分(ニューヨーク時間:前日午後9時30分時)より開講 
※開始時間を1時間遅らせました。

 1クラス約2時間30分を予定(途中休憩あり)

【スケジュール】(予定)
10:15~10:30 受付開始
10:30~11:15 セッション前半(45分)
11:15~11:20 休憩(5分)
11:20~12:05  セッション後半(45分)
12:05~12:15 休憩(10分)
12:15~13:00 質疑応答(45分)
13:00 終了

●受講方法:Web会議システムのZOOM上にて開催
※日本語/英語の通訳がサポート
※Zoomを利用するにあたり必要なシステムやインターネット接続の要件は以下の公式情報をご覧ください。
Zoomのシステム要件・帯域幅の要件

●定員:1クラス12名を予定
※すべての受講者がサンボーン氏に適切にアクセスできるように受講者数を少人数制とします。

受講対象者:中上級者 (楽器持参で参加ください/楽器を持たずに聴講のみでの参加も可能です)

●授業料:1クラス (1回) 27,500円(税別)
※先着順で受付
※5つのクラスすべて、もしくはアラカルト(1クラスごと)に登録可能
※5クラスすべてを登録した場合は4クラス分の代金で受講可能
 (27,500円×5回=137,500円を110,000円の特別割引価格に)
※受付終了後、受講者には後日ZOOMの招待リンク(URL)、ID、パスワードを記載した「ミーティングの招待状」をメールにてお送りします。

●受講者への特典:
 ①ワークショップ受講後に「サンボーン直筆サイン入り卒業書」をNYより郵送
 ②サックス・ワールドのバック・ナンバーより、Vol.7、8掲載の「デイヴィッド・サンボーン自宅訪問インタビュー」記事、全16ページ分のPDF ファイル(ダウンロード)をプレゼント 

●日本での運営窓口:サックス・ワールド編集部

お問い合わせ :サックス・ワールド編集部
 Mail:saxworld@hotrivermusic.com

イベント参加申込み

 

■受講料は1クラス (1回)毎に 27,500円(税別)になります。

■5つのクラスすべて、もしくはアラカルト(1クラスごと)に受講可能です。

■アラカルトでの受講希望の方は受講希望日の【1回単発申し込み30,250円】を予約カレンダーから指定してお申し込みください。

■5クラスすべてを受講希望の方は4クラス分の代金で受講可能です。
 (27,500円×5回=137,500円(税別)を110,000円(税別)の特別割引価格に)
※5クラスすべてをお申し込みの方はお手数ですが、5回分すべての予約お申し込みをお願いします。
 メンバー登録いただくとログイン後に申込フォームに情報を自動読み込みが可能です。
※受講料のお支払いは初回分で一括決済となります。
  7/11開催の【5回一括申し込み121,000円】(税込価格)を予約カレンダーから選択して申し込みください。
  (5回分まとめての決済となります)
※2回目以降は【5回一括申し込み】を予約カレンダーから選択してお申し込みください。
 (2回目以降は予約のみで決済は発生しません)

■お支払はクレジットカード決済のみとさせていただいております。ご了承ください。

※ご予約お申し込み→弊社からの予約承認メール送信後に正式な予約受付完了になります。ご予約お申し込み後でもお申し込みが定員を越えた場合は、先着順での予約承認後に正式な予約完了となり、定員数を越えた予約はキャンセルさせていただく場合がありますのでご了承ください。
※予約申込が承認されるまでは決済は行われません。お客様からの申込みに管理者が承認して予約が確定した時点で受講料のお支払いが実行されます。
※受講者数が定員に満たない場合、ワークショップの開催を中止させていただくことがあります。その場合はセミナー受講者にご連絡の上受講料を速やかに返金させていただきます。

※カレンダーをワークショップ開催月の7月、8月に移動してご予約ください。

※お申し込み前に下記の注意事項をご確認ください。

・本ワークショップはWebでの開催です。
・受講申し込み後は、ワークショップの延期・中止の場合を除き、払い戻しはできません。
・配信には最善の準備を行い実施致しますが、生配信の特性上、不慮の一時停止や映像・音声の乱れ、インターネット回線のトラブルによるワークショップの一時中断などが発生する可能性もございます。あらかじめご了承ください。
・お客様起因による視聴トラブル、およびお客様のインターネット環境に伴う閲覧の不具合に関しましては、当方は責任を負いかねます。
・視聴に関わるインターネット通信費、回線費等はお客様のご負担となります。動画配信となりデータ通信量が多くなることが想定されるため、安定したインターネット環境(Wi-Fi等)のご利用を推奨します。
・途中から参加した場合はその時点からのライブ参加となり、録画などの提供はできません。
・本ワークショップの映像の著作権は、デイヴィッド・サンボーンに帰属します。ワークショップの映像、画面、音声を許可なく他のウェブサイトや著作物等に転載することは著作権法で禁じられています。
・今回のワークショップは日本向けのプロラムですので日本国内からのみ参加が可能です。

※ZOOMを使用しての受講いただくにあたっての注意事項
①受講者は各自、事前に何らかの形でZOOMミーティングのテストを行っていただき、ZOOMでのやりとりに問題がない環境を整え、準備をお願いします。スマートフォンやタブレットで受講の場合は予めiOSもしくはAndroid用のZOOMアプリのインストールが必要です。
iPhoneまたはAndroid向けのZoomモバイル・アプリをダウンロード
②受講者はワークショップ受講時には各自・随時「ミュート」のオン/オフの切り替えを行ってください(自分が話さないときはミュート状態にしてください)。
③可能であれば、オンライン接続はワイヤレスよりもトラブルが減少するワイヤードをお勧めします。
④可能であれば、コンピューター内蔵のマイク&スピーカーではなく、高音質でワークショップを受講いただけるマイク付きヘッドフォンの使用をお勧めします。
⑤Zoomを利用するにあたり必要なシステムやインターネット接続の要件は以下の公式情報をご確認ください。Zoomのシステム要件・帯域幅の要件
⑥受講中サックスを演奏される際は、大音量ですとZOOMの設定でリミッターが機能し、音が途切れてしまう場合があります。サックスを演奏されます際はマイクから離れて演奏するか、オーディオ・インターフェースを接続されてます場合は音量を絞った設定にて対応をお願いいたします。
 

 

 

各クラスのテーマと演奏予定楽曲

 

■セッション1(7月11日開講):「僕のルーツ&バックグラウンド」
サンボーンが影響を受けたサックス奏者ハンク・クロフォードやファットヘッド・ニューマン(共にレイ・チャールズのバンドなどで活躍)、ギター奏者アルバート・キングの演奏スタイルや、プロとしてのキャリアのスタートとなったザ・ポール・バターフィールド・ブルース・バンド時代の自身のプレイなどを題材に、ブルースやR&Bなど音楽的ルーツを掘り下げる。

【ワークショップ中で取り上げる課題曲(予定)】
Hank Crawford 「The Peeper」
Albert King 「Born Under a Bad Sign」
Paul Butterfield Blues Band 「曲未定」、など

■セッション2(7月18日開講):「僕のサックス・プレイのエッセンス~R&B、ファンク」
「ラン・フォー・カバー」など、サンボーンの代表曲の中からR&B、ファンク・スタイルの人気楽曲をピックアップ。自らそのプレイ・スタイルを分析。

【ワークショップ中で取り上げる課題曲(予定)】
David Sanborn「Snakes」 (from 『Upfront』)
David Sanborn「Spooky」(From 『Songs from the Night Before』)
David Sanborn「Run for Cover」 (From 『Voyeur』)、など

■セッション3(7月25日開講):「歌ものでのソロ・プレイ」
サンボーンが参加した有名シンガーの作品の中からデヴィッド・ボウイ、ジェームス・テイラー、カーリー・サイモンらの作品での名演を題材に、定評のあるボーカル・ナンバーでの自身のサックス・ソロのアプローチを分析。

【ワークショップ中で取り上げる課題曲(予定)】
David Bowie 「Young Americans」 (from 『Young Americans』)
James Taylor 「How Sweet It Is」 (from 『Gorilla』)
Carly Simon 「You belong to me」 (from 『Boys in the trees』)、など

■セッション4(8月1日開講):「アンサンブルから学ぶもの」
これまでのソロ・プレイの分析とは異なり、セッション4ではブラス・セクションにおけるアンサンブルの技法を紹介。サンボーンが在籍したブレッカー・ブラザーズの代表曲で超絶ナンバー「サム・スカンク・ファンク」や、ギル・エヴァンス・オーケストラ時代のナンバーからピックアップ。

【ワークショップ中で取り上げる課題曲(予定)】
The Brecker Brothers 「Rocks」 (from 『The Brecker Bros』)
The Brecker Brothers 「Some Skunk Funk」(from 『The Brecker Bros』)
With Gil Evens Orchestra 「Short Visit」 (from David Sanborn『Heart to Heart』and Gil Evans’s 『Priestess』)、など

■セッション5(8月8日開講):「僕の現在進行形~ジャズ、R&B、ラテン等からの影響と発展」
現在のサンボーンにとって引き続き大きな影響を与え続けているジャズ、R&B、ラテンなどの要素を
サンボーン自身がどのように発展させているかを紹介。サンボーンの近作『ヒア・アンド・ゴーン』(2008年)、『タイム・アンド・ザ・リヴァー』(2015年)収録のカバー・バージョンと原曲または他のアーティストのバージョンとを比較して、サンボーンの現在進行形のアプローチに迫る。

【ワークショップ中で取り上げる課題曲(予定)】
David Sanborn「A la Verticale」 (from 『Time and the River』 )and from Alice Soyer’s album 『Persona』
David Sanborn「Please Send Me Someone to Love」 (from 『Here and Gone』) and from Hank Crawford’s album 『Soul Clinic』
David Sanborn「Spanish Joint」 (from 『Time and the River』) and from D’Angelo;s album with Roy Hargrove 『Voodoo』、など

 

Message from DAVID SANBORN

 

サンボーンより日本の皆さんにメッセージ

 僕の長い人生、長い演奏活動の中で、自分のクラスを持つということは初の試みなんだ。そして、それを日本で行えることはとても光栄さ。世界中で一番誠実で、いつも温かく迎えてくれる日本のファンとのコネクションは僕にとってとても強いものだ。日本のサックス奏者たちからも僕はとても刺激を受けている。彼等の音楽や楽器に対する姿勢と熱意と献 身。僕はそれに対して影響も受けているのさ。
 今回の僕のマスター・クラスは「セッション」と名付けている。それは一対一ではないクラスというグループを通して、単に教えるという一方通行 ではないインターアクションを目指しているからだ。つまり、これまで決して話すことのなかった僕自身のプレイに関する“情報”を、みんなと分かち合って「セッション」するからなのさ。どうか緊張せず、リラックスして僕と一緒に楽しく「セッション」してほしい。キミにとって最高の経験となるべく一所懸命コンテンツを練っているから楽しみにしていてくれよ!

「サンボーン・サマー・セッション」Q&A 

受講を検討している皆さんにセッションの内容をより理解いただけるように、サンボーン氏にその内容に関する質問に答えていただきました。

Q1:5つのセッションはすべて受講すべきですか? それとも自分の好みのどれか一つだけを受講しても良いのですか?
サンボーン:それぞれのセッションは独立しているので、もちろん自分の気にいるセッションだけを受講してもらって構わない。ただ、今回の5つのセッションは一つのシリーズまたはコースとなって関連し合っているので、できるだけ多くのセッションを受講してくれたら、僕の伝えたいこと教えたいことがよりよくわかってもらえると思う。僕としては少なくとも最初のセッション1だけは受講してもらうことをお勧めするよ。なぜなら、セッション1の内容は僕の出発点であり基盤であり、僕の音楽やプレイを知ってもらう上で絶対に欠かせない部分だからね。

Q2:各セッションで取り扱うジャンルでのプレイや曲の演奏法を教えてくれるのですか?
サンボーン:そうではないよ。5つのセッションは僕の長年に渡る音楽活動や演奏をわかりやすく理解してもらうために分けたものだし、取り上げる予定の曲は、それらをもっと具体的に理解してもらうための”ツール”なのさ。ジャンルというものも曲もすべては関連し合っているし、「これを知ればこれができる」というものではないんだ。何事でも近道や秘密などはないからね。それよりも僕の音楽・プレイのコンテクスト(文脈、前後関係、背景)というものを知ってもらうことが重要だし、ジャンルはわかりやすくするためのものであり、楽曲は具体的なデモンストレーションの例であると理解してほしい。

Q3:自分のプレイはプロ・レベルではないのですが、受講しても大丈夫ですか?
サンボーン:もちろんさ!このセッションは僕の「マスター・クラス」であるけれど、プロや上級者だけを対象としたものではないので、例えばサックスをプレイしない人や、サックス奏者以外にも参加してもらいたいと僕は思っているよ。専門的な話ではあっても、より広い事柄について話す予定だし、自分の音楽・プレイについて僕がどのように取り組んできたのかを幅広い視点から紹介したいと思っている。このセッションは、ミュージシャンとしての僕の取り組みや視点をみんなに知ってもらうと共に、みんなが”自分自身の声や道”を切り開くことの助けになれば、と願っているよ!

 
 

デイヴィッド・サンボーン プロフィール

1945年フロリダ州生まれ。ポール・バターフィールド・ブルース・バンド、ギル・エヴァンス・オーケストラ、スティーヴィー・ワンダー、デヴィッド・ボウイのグループに参加。トップ・スタジオ・ミュージシャンとして大活躍する。1975年ソロ・デビュー。1981年『夢魔』でグラミー賞最優秀R&Bインストゥルメンタル賞を受賞。テレビ番組『ナイト・ミュージック』のホスト役を1988年より担当し人気を博す。現代最高峰のアルト・サックス奏者であり、ジャズ、フュージョン界のトップ・アーティストの一人として揺るぎない人気を誇る。


撮影:内山 繁(whisper)

 

 


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・対談:カーク・ウェイラム × 本間将人
・マーク・ターナー・遠藤真理子・千野哲太

◎サックス・プレイヤーズ・ギア・ファイル
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ジャズの巨匠:デイヴィッド・サンボーン追悼企画 拡大版
◎音の匠:スタジオ・サックス・プレイヤーの仕事
 トレヴァー・ローレンス(スティーヴィー・ワンダー、マービン・ゲイ、ザ・ローリング・ストーンズ)

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・新素材リード最前線2024
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◎付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ)
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「アメイジング・グレース」レゲエ・アレンジ(ts)/演奏:屋嘉一志
・「ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン」(as/ts)/演奏:青柳 誠
・「バッハ 15インベンション 第15番 BWV 786」(as/ts)/演奏:門田”JAW”晃介

 
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