もはや定番となっているドレイク・マウスピース。今回試奏したNYJA(New York Jazz Alto)はいわゆるニューヨーク・メイヤー・タイプの製品だと思うがザラッとした倍音と響きのバランスが絶妙である。
セラミックの素材によるものだろうか、吹いている最中にマウスピース自体が振動しているのをアンブシュアからビンビンに感じることができて爽快そのもの。その振動を金属製のシャンク・リングがしっかりと受け止め楽器に伝えるという構造のようだ。
“柔らかく深みのある力強いジャズ・サウンド”という謳い文句だが、私の印象では明るめ・倍音多め・良く鳴りめ、だ。作りが良く、全音域で吹きやすいので定番化するのが理解できる。クラウド・レイキーのようなコリッと明るいジャズ・サウンドが好きなら吹かないわけにはいかないだろう。ある意味エフェクティブなリガチャーだが、特性を理解してぜひ活用してもらいたい。
素材にビンテージ・レジンを採用
バッフルはNYメイヤー・タイプのロールオーバー・タイプ。ドレイク独自の樹脂素材ビンテージ・レジンを採用している。
(撮影:金井恵蓮)
60,500円(税込)
(問)黒澤楽器店 管楽器卸営業部 TEL 03-5911-0611
■SPECIFICATIONS
●材質:ビンテージ・レジン/メタル・リング
●チェンバー:ミディアム・ベンチュリー・チェンバー
●バッフル:ロールオーバー・バッフル
●オープニング・サイズ:5、6 、7、8
●付属品:ドレイク製リガチャー、プラスチック・キャップ
■試奏環境
●本体:セルマー:スーパー・アクション 80シリーズⅡ
●リガチャー:セルマー(旧タイプ)
●リード:ダダリオウッドウィンズ セレクト・ジャズ アンファイルド3M
Drake NYJA(6/アルト用)l試奏動画
試奏者 副田整歩
クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。











