サックス好きのための専門誌Saxworld

マウスピース

Gottsu Concert Soloist

松下洋監修のクラシック・モデル
雑味を含んだ太く甘い音色が特徴

 ゴッツからソロイスト・スタイルのクラシック・モデルが登場しました。サックスの新たなサウンドを提示し続けているサックス奏者の松下洋氏監修ということで、他にはない個性的なモデルに仕上がっています。

 ゴッツ・マウスピースらしく低音からフラジオまで驚くほどコントロールが容易で、表現の幅が非常に広いのが特徴です。

 また一般的なクラシック・モデルに比べスムーズに息が入り、シン・リップのみならずファット・リップでも演奏可能です。

 そして最大の特徴が、現在主流のクラシック・モデルのクリアな音とは異なる雑味を含んだ太く甘い音色である点。20世紀に活躍したクラシック・サックスの名手を思わず真似たくなるような色気のある音色。

 歴史を感じる音色とゴッツならではの吹きやすさが絶妙に融合した非常に面白いマウスピースです。


名器ソロイストをクラシック奏者向けにアレンジ

1950年代に作られたセルマー・ソロイストを再現したゴッツのジャズ・ソロイストをクラシック奏者向けにアレンジ。ロー・バッフルでチェンバーは馬蹄型を採用

(撮影:田坂圭)

33,000円(アルト用)(税込)※2021年12月現在

(問)ゴッツ TEL:046-205-3612

■SPECIFICATIONS 
●材質:エボナイト
●チェンバー形状:馬蹄形
●バッフル:ロー・バッフル
●オープニング・サイズ:B(1.5mm)、B☆(1.55mm)、
C(1.6mm)、C☆(1.7mm)

■試奏環境 
●本体:A.セルマ—・マークⅥ、リガチャー:セルマー(旧タイプ)
●リガチャー:ダダリオ・セレクト・ジャズ3M(ファイルド・カット)
●リード:ダダリオ・セレクト・ジャズ 3M(ファイルド・カット)

Gottsu Concert Soloist試奏音源

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2024年6月13日発売

サックス・ワールドVol.33

◎表紙 才恵加(saeka)

インタビュー
・カマシ・ワシントン
・THE JAZZ AVENGERS 
・ジョージ林(BREIMEN)
・本多俊之 ・村越 葵

◎サックス・プレイヤーズ・ギア・ファイル
・勝田一樹(DIMENSION)

ジャズの巨匠:ドン・バイアス

◎インスト企画
・徹底検証:デュコフ・マウスピース
・カーブド・ソプラノ・ サックスの魅力

◎奏法ノウハウ企画
・新連載:中山拓海が伝授
 アドリブとアンサンブルが同じに学べる“ハモジャズ”セミナー
・小池 修 誌上セミナー リズムが上手く表現できない原因を改善

◎付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ)
「雨のステイション」荒井由実(ss)/演奏:伊勢賢治
「ハレルヤ」 レナード・コーエン(ts)/演奏:屋嘉一志
「星影のステラ」(as/ts)/演奏:青柳 誠
「バッハ 15インベンション 第14番 BWV 784」(as/ts)/演奏:門田”JAW”晃介

 
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