サックス好きのための専門誌Saxworld

マウスピース

Gottsu Sepia Tone Vintage Signature(#7)Tenor

シルバー・リングの効果で全音域で
安定した吹奏感とサウンドを実現

 最近ソリッド・シルバー(総銀)製品を連続リリースしているゴッツから、前号でご紹介したアルト用に引き続きテナー用セピア・トーン・ビンテージ・シグネチャー・モデルが登場。

 本体はエボナイトでシャンクに総銀製のリングが取り付けられています。

 全体のシェイプはスタンダードなオットーリンク・スタイル。リングはハンマリング痕を生かしたデザインでまるで宝飾品のような上質さを感じます。

 サウンドは総銀らしく落ち着いていてダークでパワフル。口元でどう暴れさせてもシャンクのリングでしっかりサウンドをまとめてくれます。総銀による適度な抵抗感により、どのような音域でも安定した吹奏感とサウンドを得ることができます。

 ゴッツのフラッグシップの位置付けのこのモデル、テナー用ラバー・マウスピースをお探しの皆さま、ぜひお試しを!


ソリッド・シルバー製のリング

シャンクに、板状の銀素材をハンマーで叩いて成形したソリッド・シルバー製のリングを装着。ハンマリング痕を生かしたデザインが美しい。

(撮影:田坂圭)

79,750円(テナー用/税込)※2022年6月現在

(問)ゴッツ TEL 046-205-3612

■SPECIFICATIONS 
●材質:本体/エボナイト、リング/ソリッド・シルバー
●チェンバー形状:ラウンド型
●バッフル:ロール・オーバー・バッフル
●オープニング・サイズ:6、7、7☆、8、8☆、9
●アルト用(77,000円)もラインナップ

■試奏環境 
●本体:H.セルマ—・シリーズⅡ(ヤマハF1ネック)
●マウスピース:セルマー(旧タイプ)
●リード:ダダリオウッドウィンズ・セレクトジャズ(アンファイルド・カット)


Gottsu Sepia Tone Vintage Signature(#7)Tenor 試奏動画

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2024年9月12日発売

サックス・ワールドVol.34

◎表紙&巻頭特集 連続テレビ小説『虎に翼』とサックス 今井悠貴/上川周作/井出慎二/屋嘉一志

インタビュー
・ジョー・ロヴァーノ
・対談:カーク・ウェイラム × 本間将人
・マーク・ターナー・遠藤真理子・千野哲太

◎サックス・プレイヤーズ・ギア・ファイル
・谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
ジャズの巨匠:デイヴィッド・サンボーン追悼企画 拡大版
◎音の匠:スタジオ・サックス・プレイヤーの仕事
 トレヴァー・ローレンス(スティーヴィー・ワンダー、マービン・ゲイ、ザ・ローリング・ストーンズ)

◎インスト企画
・新素材リード最前線2024
・現行マウスピースでデイヴィッド・サンボーン・サウンドを再現!

◎奏法ノウハウ企画
・中村有里直伝!! ロングトーン徹底講座

◎付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ)
・「GET BACK IN LOVE」山下達郎(ss)/演奏:伊勢賢治
「アメイジング・グレース」レゲエ・アレンジ(ts)/演奏:屋嘉一志
・「ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン」(as/ts)/演奏:青柳 誠
・「バッハ 15インベンション 第15番 BWV 786」(as/ts)/演奏:門田”JAW”晃介

 
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