サックス好きのための専門誌Saxworld

マウスピース

Gottsu Sepia Tone Master 2021

ゴッツ10年の技術を集結し、
伝説のビンテージMPを再現

 ゴッツから、いよいよビンテージ・オットー・リンク・タイプの最終回答と言うべきモデルが登場しました。開発段階に工房にお邪魔して試奏させてもらいましたが、そのころから素晴らしい完成度で大注目していました。完成品はうたい文句通りまさに渋く雑味のあるサウンド。さらに言えばビンテージ・マウスピースを吹いたときのような心地よさ、自由な吹き心地、抜けの良さ、情報量の多い複雑な音色が魅力のモデルです。

 サブ・トーンからフラジオまで非常にコントロールが楽でなおかつ非常によく鳴るので、ジャズやフュージョンにベスト・マッチするのはもちろん、ファンクやロック、ホーン・セクションのような用途にも十分に対応可能です。演奏シーンによってマウスピースを使い分けていた方々にとってもこのモデルのリリースは朗報となるのではないでしょうか。テナーでオールラウンドなマウスピースをお探しの皆様に、是非お試しいただきたい逸品ですよ。


ビンテージ・リンクを再現

ビンテージ・オットー・リンクの特徴である、低めで短く設計されたロール・オーバーのバンプと、広めのチェンバー&サイド・ウォールを精巧に再現

(撮影:田坂圭)

55,000円(テナー用)(税込)

(問)ゴッツ TEL:046-205-3612

■SPECIFICATIONS 
●材質:真鍮(ビンテージ・ブラス)
●チェンバー形状:丸形
●バッフル:ロー・バッフル
●オープニング・サイズ:89,95,100,105,110,115

■試奏環境 
●本体:セルマ—・シリーズⅡ(ヤマハ F1ネック)
●リガチャー:オットー・リンク
●リード:ダダリオ・ラ・ヴォーズ・ミディアム


Gottsu Sepia Tone Master 2021 試奏動画

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2023年3月13日発売

サックス・ワールドVol.28

◎表紙&巻頭特集:The Jazz Avengers
    中園亜美(ss)、寺地美穂(as)、WaKaNa(as)、米澤美玖(ts)
◎ジャズの巨匠:マイケル・ブレッカー
◎師弟対談:本間将人×山﨑ユリエ
◎テナー・サックス・スコア 映画『BLUE GIANT』より
  「FIRST NOTE』 JASS(ts演奏:馬場智章)
◎奏法ノウハウ企画
・歌モノ・サックス・コンテスト2023[ジャズ・ボーカル編]
     課題曲 「イースト・オブ・ザ・サン」おぬきのりこ(vo)& 小池修(ts)
・小池 修 直伝  歌伴サックスのアプローチ術ジャズ・ボーカル編
◎インスト特集
・漆黒の輝き!!ブラック・ニッケル・サックスの魅力
・リガチャー工房訪問:BG
◎付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
・「ウイスキーが、お好きでしょ」石川さゆり(as)/演奏:伊勢賢治
・「イフ・アイ・エイント・ガット・ユー」アリシア・キーズ(as)/演奏:屋嘉一志
・「イエスタデイズ」(as/ts)/演奏&編曲:青柳 誠
・「バッハ 15インベンション 第9番 BWV 780」/演奏&編曲:門田”JAW”晃介
・「ジャスト・フレンズ」(as/ts)/演奏&編曲:石川周之介

 
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