“トラベル・サックス”は、スペインのスタートアップ企業“オディセイ・ミュージック”が開発した、軽量・コンパクトな電子サックスです。
こういったウィンド・シンセサイザーの類はEWIやエアロフォンが有名ですが、それなりの大きさです。でもこれはなんと全長24cm。小学校のころ使っていた筆箱ぐらいのサイズです。しかも重量は335g! 軽い! この小さな箱になんとサックスと同じ形のキィを配置しています。
さらにキィの反応が非常に良く、その点も好印象。そしてサックスのマウスピースとリガチャーとリードがそのまま使えます。もちろんリードを振動させるわけではなく息を吹き込むだけですが、それでも口元の感覚が実際のサックスと同じというのはありがたいです。音も息に対して非常に反応良く演奏できます。さらにアタッチメントを変えればソプラノ、テナー、バリトン・サックス用のマウスピースも使用可能です。
サックスの音色はもちろん、他の管楽器やシンセサイザーの音色も内蔵していて、専用アプリと連携して音色の変更や調整が可能です。イヤホンで聴く以外に本体内蔵のスピーカーから音を出すこともでき、MIDIコントローラーとしてDAWと連携することも可能です。
バッテリー駆動で6時間、USB-C接続で充電可能という優れもの。ベンドやビブラートといった機能はないのでその点を割り切れば、かなり面白い使い方ができるのではないでしょうか? ライブや日々の練習、旅のお供などにいかがでしょうか?
専用アプリで音色切り替えなどを操作
音色切り替えや設定などの操作は専用アプリと連携して行う。スマホとのリンクや各種設定はシンプルで、スムーズに行うことが可能。音色は50音色を本体に内蔵。
サックスに準じたキィ・レイアウトを採用
キィ・レイアウトはサックスに準じたものを採用し、小指キィにはローラーを装備。キィに光センサーを採用することで、反応の早い操作性を、さらにスチaール製スプリング・アクションにより、サックスに近いタッチ感を実現。
サックスのマウスピースが使用可能
アルト・サックス用のマウスピースを付属。標準的なラバー・マウスピースに対応するので、手持ちのマウスピースが使える。さらに付属のアダプターを装着すれば、ソプラノ・テナー・バリトン・サックス用のマウスピースも使用可能。
(撮影:土居政則)
オープンプライス(市場予想価格価格:118,000円)
(問)サウンドハウス TEL 0476-89-1111
■SPECIFICATIONS
●カラー:ブラック ●キィ:サックス準拠(High-F♯、フロントF装備) 光センサー
●マウスピース:アルト・サックス互換
●接続端子:入力 1 x 1/8″ (AUX)、出力 1 x 1/8″ (headphones)
●音源:プリセット(サックス、オルガン、ハーモニカ、パンフルートなどのデジタル音源50種類以上)
●トランスポーズ機能 ●寸法:W240 × H130 × D90mm ●重量:335g
●付属品:アルト・サックス用マウスピース(リガチャー、キャップ、リード付属)、専用ハード・シェルケース、マウスピース・アダプター(ソプラノ・テナー・バリトン)、USB-Cケーブル、アクセサリー用ポーチ、クリーニング・クロス
※操作には専用アプリへの接続が必要です。
■試奏環境
●マウスピース:製品付属アルト・サックス用
●リガチャー:製品付属
●リード:製品付属
Odisei Music Travel Sax 2試奏動画
試奏者 副田整歩
クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。













