オーストリアの名門ブランドAKGから発売されているC519MLは、サックスやトランペット、クラリネットなどの管楽器に最適なモデル。ミニXLR端子仕様でワイアレス・システムとの併用にも便利。プリアンプが付属するXLR端子仕様のC519Mもラインナップ。
庵原 輪郭の立った音ですね。出てほしい帯域がグッと出ているというか、2kHz〜4kHzくらいが持ち上がっている感じ。ライブで音量の大きな楽器と一緒に演奏する場合でも、あまりEQしなくてもちゃんとモニターできると思います。値段も手頃なので、初めてのコンタクト・マイクを探している人には自信を持ってお薦めできます。
藤原 サックスとしてとても馴染みのある音というか、閉塞感が少ない感じがしました。テナーとアルトのどちらかだったら良いのにという偏りがないので、ライブで持ち替えをするプレイヤーにもいいと思います。コスト・パフォーマンスもとても良いですね。
佐藤 瞬発力が圧倒的にいいですね。周りもバンバン音が出ている中で軽快にプレイするときは特に良いと思います。
31,500円
(問)ヒビノプロオーディオセールス Div. TEL 03-5783-3110
●形式:コンデンサー型 ●指向特性:カーディオイド ●周波数特性:60〜20,000Hz ●開回路感度:−46dB re 1V/Pa ●最大音圧レベル:132dB(THD 3%)
●出力インピーダンス:200Ω以下 ●寸法:47×212×57mm ●重量:75g(ケーブル含む)
※サックス・ワールドVol.4の付属CDにコンタクト・マイク全7機種をアルト・サックス、テナー・サックスでレコーディングした音源全14トラックを収録しています( 演奏:庵原良司)
コンタクト・マイクを試聴テストしたのはこの3人
サックス奏者 庵原良司
Profile 早稲田大学入学を機にアルトサックスを始め、佐藤達哉氏に師事。卒業後プロに転向。クラリネットやフルート、作編曲も手がける。マンハッタン・トランスファー、SMAP、TUBE、KinKi kids、aiko、久保田利伸、石井達也などのバックを務める。自身のバンド、オレバンドでも活動中。
レコーディング・エンジニア 藤原暢之
Profile ベイブリッジスタジオ〜キーストーンスタジオ〜ファロスなどを経てフリーランスのレコーディング・エンジニアとして活躍中。ゆず、米米CLUB、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、野宮真貴らのアーティストや、サントラ、ゲーム音楽など多数のレコーディングを手がける。
ライブPAエンジニア 佐藤正明
Profile 音響技術専門学校卒業、タチバナ音響研究所〜フリーランスを経て、2003年にスターテック加入。岸谷香、Crystal Kay、いきものがかり、flumpool、FLiPなどのFOHエンジニアや、PRINCESS PRINCESS、槇原敬之、スピッツ、CHARAなどのモニター・エンジニアを務める