ジャズ・プレイヤーの知人の間で絶大な支持を得ているリゴッティ・リード。そのラインナップにジャズ、ポピュラー向けのシングル・カット・リード“ザ・ワイルド・ワン”が加わりました。
結論から書きます。無茶苦茶良いです。アルトとテナー両方で試しましたが、キャラクターは共通していて、コシがあり息の通りがスムーズで反応が良い。
良く鳴るので無理せず音量が出てそれでいてピアニシモのコントロールも容易、最低音付近のサブトーンからフラジオまでシームレスに吹くことが可能。
さらに天然リードなのにバラツキが少なく、ハズレがほとんどないのでは? というぐらいクオリティが安定しています。選ばずに箱から一枚ずつ出してそのまま使い続けてヘタったら次の一枚を取り出すという使い方ができる。悔しいぐらいに良い。少々高めだけどほぼ全部使えると思えばむしろ割安ですね。これは良い!
明るく力強いワイルドなサウンド
明るく力強いワイルドなサウンドを生み出す新しいカットの採用。レスポンスにも優れ、ジャズ、フュージョン、ファンクなど幅広いジャンルに対応可能
4,950円(アルト用)/7,150円(テナー用)(税込)
(問)石森管楽器 TEL 03-3360-4970
■SPECIFICATIONS
●材質:ケーン
●カット:シングル・カット(ジャズ用)
●枚数:10枚入り
●硬さ:2、2.5、3、3.5、4(4はテナーのみ)
■試奏環境
●本体:A.セルマー・マークⅥ
●マウスピース:メイヤー6MM
●リガチャー:セルマー(旧タイプ)
RIGOTTI The Wild One試奏動画
試奏者 副田整歩
クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。