サックス好きのための専門誌Saxworld

マウスピース

Yanagisawa Metal Mouthpiece SP

ビギナー〜プロにまで対応するメタル・マウスピースの定番モデル

 今回お試しするのはもはやメタル・マウスピースの定番とも言えるヤナギサワ・メタル・マウスピース7番。実は全く同じモノを所有していて、ガツンとパンチ力が必要なときに投入しています。非常に作りが良くロー・バッフルでありながらエッジの効いたパワフルで太いサウンドを楽に出すことができる優れもの。
 Aセルマー・マークⅥ/ラヴォーズ・ミディアムで試奏。普段使用しているバンドーレンV16 A5Mと比較すると生音が大きくなるのはもちろん、マイクを通した音量も3割程度大きくなります。
 音色は明るくキラキラしていていながらミッド・ローの成分も含んでいるので太く存在感のあるキャラクターになります。低音からフラジオ音域までコントロールしやすくピアニシモからフォルテシモまで柔軟に演奏可能です。この音色はスムースジャズやファンク、R&Bを吹きたくなりますね。
 長く愛される定番には理由があります。是非お試しを!

コントロールのしやすいロー・バッフルを採用

ロー・バッフルながら、パワフルでエッジの効いたメタルらしいサウンドを出すことができる

 

30,000円(アルト用)

(問)プリマ楽器 TEL 03-3866-2215、03-3866-2210

■SPECIFICATIONS ●材質:真鍮●仕上げ:シルバー・プレート●オープニング・サイズ:#5 , #6 , #7 , #8 , #9●付属品:リガチャー、キャップ●その他:仕上げ:ゴールド・プレート、ピンク・ゴールド・プレートもあり(受注生産/各50,000円)
■試奏環境 本体:Aセルマー・マークⅥ、リード:ラヴォーズ・ミディアム、リガチャー:ヤナギサワ付属


Yanagisawa Metal Mouthpiece SP試奏動画
この動画はZOOM Q4nで撮影されています。

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2024年6月13日発売

サックス・ワールドVol.33

◎表紙 才恵加(saeka)

インタビュー
・カマシ・ワシントン
・THE JAZZ AVENGERS 
・ジョージ林(BREIMEN)
・本多俊之 ・村越 葵

◎サックス・プレイヤーズ・ギア・ファイル
・勝田一樹(DIMENSION)

ジャズの巨匠:ドン・バイアス

◎インスト企画
・徹底検証:デュコフ・マウスピース
・カーブド・ソプラノ・ サックスの魅力

◎奏法ノウハウ企画
・新連載:中山拓海が伝授
 アドリブとアンサンブルが同じに学べる“ハモジャズ”セミナー
・小池 修 誌上セミナー リズムが上手く表現できない原因を改善

◎付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ)
「雨のステイション」荒井由実(ss)/演奏:伊勢賢治
「ハレルヤ」 レナード・コーエン(ts)/演奏:屋嘉一志
「星影のステラ」(as/ts)/演奏:青柳 誠
「バッハ 15インベンション 第14番 BWV 784」(as/ts)/演奏:門田”JAW”晃介

 
SAX CATS
SAX WORLD SHOP
ZOOM Q4n-4k