サックス好きのための専門誌Saxworld

製品レビュー

Ted Klum London Model

細部まで精巧に仕上げられたハード・ラバーのニュー・モデル

 ハンドメイド・マウスピース・ビルダー“テッド・クラム”から、テナー・サックス用ハード・ラバー・マウスピースのハイバッフル・モデルが登場。精度の高いマウスピース作りでファンの多いこちらのメーカーですが、このモデルも例に漏れず細部まで精巧に仕上げられています。ハイバッフルとバレット型のチェンバーの組み合わせはソニー・ロリンズの使用で一世を風靡したベルグラーセンを彷彿とさせます。

 ビーク(口で咥える部分)が薄くアンブシュアのフィット感もよく非常に吹きやすい。柔らかく吹くとダークなサウンド傾向ながら倍音を多く含んだ音色で、鋭く吹くと明るく力強いエッジの効いたサウンドに変化していきます。音域によって吹奏感が変わることもなく低音(サブ・トーン)から高音(フラジオ)まで最小限のアンブシュアの変化で吹くことができ音程も良い。抵抗感も絶妙です。ジャズからファンク・ロックまで対応する素晴らしい逸品です。

テナー用のハイバッフル・モデル

ハイバッフルとバレット型のチェンバーの組み合わせを採用。テッド・クラムのマウスピースの中で最も明るくパワフルなサウンドが特徴

オープン・プライス(市場予想価格58,000円前後)(テナー用)

(問)石森管楽器 TEL 03-3360-4970

■SPECIFICATIONS ●材質:ハード・ラバー●オープニング・サイズ:7、7☆、8、8☆●付属品:リガチャー、キャップ付属
■試奏環境 オープニング:8番、楽器:セルマー・シリーズⅡ、リード:ラ・ヴォーズ・ミディアム・ソフト、リガチャー:マウスピース付属


Ted Klum London Model 試奏動画
この動画はZOOM Q4nで撮影されています。

試奏者  副田整歩

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クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにマルチ・リード奏者としても活動。アーティストのライブやレコーディングに携わるほか、多くのビッグバンドでリード・アルトを担当。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」を配信中。ATOM SAXOPHONE QUARTETのメンバーとして1stアルバム『atmosphere』をリリース。作編曲家としても高い評価を得る。


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2018年6月11日発売

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本格派サックス専門誌
サックス・ワールドVol.9

■アーティスト特集
○表紙&巻頭特集:寺久保エレナ
○ジャズの巨匠:ソニー・スティット
○インタビュー:ケニー・ギャレット、藤野美由紀&佐橋佳幸

■インスト特集
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○マックス・イオナータ・セミナー(後編) ジャズらしく吹く方法
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○古畑奈和(SKE48)の輝け! サクソフォン 次世代エースへの道
 楽器店に訪問! 初心者のためのサックス購入ガイド

■付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
○「イースト・オブ・ザ・サン」 アレンジ&演奏:青柳誠 
○「Your Eyes」 山下達郎 演奏:伊勢賢治 
○「アイ・ガット・リズム」演奏:山田拓児&西口明宏
○「がんばりましょう」  SMAP 演奏:sax triplets(寺地美穂/堀江有希子/河村 緑)編曲:小池修