ハンドメイド・ガーデラなき後、ハイ・バッフルメタル・マウスピースの定番の地位を確立した“セオ・ワニ”から新製品“ラクシュミ”が登場。外見は既存のセオ・ワニを踏襲しています。
内部は控えめなバレット型のバッフル(イーロンゲイティド・ロール・オーバー・バッフル)と、ラウンド型のチェンバー(ラージ・スタジアム・チャンバー)で広めの空間が確保されており、サイド・ウォールは先端まで丸みを帯びています。
リガチャー(リバティー・リガチャー)はセオ・ワニの代名詞とも言える形状で、付属のドライバーを使用して取り付け位置の変更や取り外しも可能。
ロー・バッフル派の私でも非常に吹きやすいと感じていた当メーカーのマウスピースですが、今回は完全にヤラレました。
音色が明るすぎずソリッドになりすぎずダークになりすぎず太すぎず、まさに“絶妙”。これみんな試してみた方が良いかも。必吹!
セオ・ワニ独自の新デザイン
新デザインのイーロンゲイティド・ロール・オーバー・バッフルとラージ・スタジアム・チャンバーを採用。
(撮影:田坂圭)
129,800円(税込)(2025年6月現在)
(問)フォレストーンジャパン TEL 06-6536-8690
■SPECIFICATIONS
●材質:メタル
●仕上げ:金メッキ
●バッフル:イーロンゲイティド・ロール・オーバー・バッフル
●チェンバー:ラージ・スタジアム・チェンバー
●オープニング:6*、7*、8、9
●付属品:リガチャー(マウスピース本体に装着/金メッキ仕上げ)、マウスピース・キャップ、マウスピース・ポーチ、リガチャー調節用レンチ
■試奏環境
●本体:H.セルマー・シリーズⅡ(ヤマハF1ネック)
●リガチャー:セルマー(旧タイプ)
●リード:ダダリオ・セレクト・ジャズ3M(アン・ファイルド)
Theo Wanne LAKSHMI Tenor(7☆)試奏動画
試奏者 副田整歩
クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。