サックス好きのための専門誌Saxworld

ソプラノ・サックス

LC SAX SC-601CL

重厚感のある落ち着いたサウンドが魅力
10万円台で購入可能なカーブド・ソプラノ

 LCサクソフォンという台湾メーカーのカーブド・ソプラノが登場。デタッチャブル・タイプのネックでラッカー仕上げのモデル。造りの良さが滲み出ていて現在の台湾メーカーの技術力が垣間見えます。手に持つとやや小ぶりなキィ配置が手にフィットして操作性に貢献しています。指貝はグレーがかった貝が使われていてルックスが締まり、格好良いです。

 マウスピースはメイヤー5MM、リガチャーはセルマーSP、リードはバンドーレンJAVA3で試奏開始。程よい抵抗感によりカーブド・ソプラノにしては重厚感のある落ち着いた音質、ラッカーの楽器らしいクセのない響きもあってとてもナチュラルな吹奏感です。低音からオクターブ・キィを押したCまでは自然で吹きやすく、それより上のサイド・キィを使うDより上の高音域はコントロールが必要になりますが、慣れてしまえば問題ないレベルでしょう。音程は国産のストレート・ソプラノのようにはいきませんが、カーブド・ソプラノということを考慮に入れればおよそ平均的なレベル。楽器が持つ音程のクセを理解すれば奏者側でコントロールできると思います。アーテュキレーションに対しては申し分なくタンギングやニュアンスも思い通りに表現することができます。安めの価格帯でこのクオリティなので、カーブド・ソプラノの購入を検討されている方はぜひご一吹ください!


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手作業で打って作られるベル

台湾の創業70年の老舗メーカーが真鍮を均一に手作業で慣らし、ベルを打ち込んで作るプロセスによってサックスにより良い共鳴音をもたらす

可変サムフックを採用

ドイツ製のブルー・スチール・スプリングやイタリア製ピゾーニ・パッドとメタル・レゾネーターを、メタル・サムフックは可変式を採用

メタル・サムフックの採用

材料の選択や技術的な専門知識に加えてLCの伝統的な方法で素材を組み合わせることで楽器に優れた価値をもたらし、高品質な銅合金の使用で磨耗や変形を防ぐ。メタル・サムフックで鳴りの良さを追求

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(撮影:田坂圭)

171,296円(税別)

(問)WORLD BRASS LC正規代理店 Mail:info@worldbrass.tokyo

■SPECIFICATIONS ●管体:イエローブラス●塗装:ラッカー●その他の仕様:ドイツ製ブルースチール・スプリング、イタリア製ピゾーニ・パッド(レザー)&メタル・レゾネーター、メタル・サムレスト、可変メタル・サムフック、ラウンド・サーフェス・オクターブ・キィ●付属品:オリジナル・マウスピース、リガチャー、セミハードケース、お手入れ用品
■試奏環境 マウスピース:メイヤー5MM、リード:バンドーレン JAVA3、リガチャー:セルマーSP


LC SAXSC-601CL試奏動画
この動画はZOOM Q4nで撮影されています。

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


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2026年3月12日発売

サックス・ワールドVol.40

◎表紙&巻頭特集:サム・グリーンフィールド
インタビュー 本多俊之、大野まりか(アイオケ)
対談企画 佳子(CiON)× 武田真治
ジャズの巨匠 ワーデル・グレイ

◎楽器特集

・魅惑のビンテージ・サックス その魅力に迫る!
・Part.1 ビンテージ・サックス・コレクター対談
・Part.2 プレイヤー視点でのビンテージ・サックスの魅力を訊く:石川周之介
・Part.3 ビンテージ・サックス専門店に聞くビンテージ・サックス購入ガイド

・究極のジャズ・アルト・サックス・マウスピースを探せ!
・練習場所の悩みを解決!! サックス奏者のための防音/消音講座
・徹底解剖:Wood Stone Super Custom X

◎付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ)
・「愛をこめて花束を」Superfly
     演奏:伊勢賢治(ss)
・ 「ディア・オールド・ストックホルム」(as & ts)
     演奏:青柳 誠(as/ts)
・バッハ作曲「無伴奏チェロ組曲 第1番 ジーグ」
    演奏:門田”JAW”晃介(ts/独奏)
・ 「ラ・カンパネラ」(フラジオ・チャレンジ)
   演奏:千野哲太(as)

 
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