サックス好きのための専門誌Saxworld

ソプラノ・サックス

Kenny G Saxophones G-IV

ケニーGサックスのシルバー仕様 ダークながら艶やかでパワフルな音色

 世界的なサックス奏者、ケニーGの名を冠したサックス。今回はシルバーの管体が個性を放つ“G-Series IV”モデルから、一体型ストレート・ネックのソプラノ・サックスを試奏しました。

 70%銅が使われているイエロー・ブラス製の管体に銀メッキが施され、キィ・メカニズムはラッカー処理がされており、手に持った感覚はズッシリと重厚感があります。

 キィ・レイアウトは現代の一般的な“それ”ですが、左手小指のテーブル・キィのみ、セルマー・マークⅥのような旧構造を踏襲しています。現代のキィ・アクションに慣れている方は慣れるのに少し時間が必要ですが、この構造によりトーン・ホールがすべて楽器前面に揃うので、前方に音を飛ばすという意味では理にかなっています。楽器側面にマイクを装着する場合にも威力を発揮するでしょう。

 吹奏感もズッシリと重厚感があり、しっかりと吹き込んで鳴らしていくタイプの楽器。音色はダークながら艶やかでパワフル。音程はオクターブ・キィを使ったCあたりから上が高めになりますが、セルマー・シリーズ2と近い傾向なので、慣れてしまえば特に問題になることはないでしょう。

 シルバー・プレートにしては非常にお求め安い価格帯なので、ソプラノをお探しの方は是非試奏を!


ストレート型ネック

ネックはケニーG愛用のセルマー・マークⅥと同じくストレート・タイプの一体型を採用

銀メッキ仕上げの管体

70%銅のイエロー・ブラス製の管体には銀メッキ、キィにはラッカー仕上げが施されている

ケニーGのサイン彫刻

ケニーGサックスの証であるケニーGのサインが刻まれた管体

(撮影:田坂圭)

330,000円(税別)

(問) ホスコ TEL 052-796-1588

■SPECIFICATIONS 
●管体:銅70%イエロー・ブラス●キィ:真鍮製●塗装:銀メッキ/キィ ラッカー仕上げ●彫刻:あり(管体のみ)●ネック:一体型(ストレート)●その他の仕様:サム・フック/ブラス製、サム・レスト/プラスチック製、ハイG付き●付属品:ケニーGマウスピース、リガチャー、ハード・ケース、キャップ、ストラップ、クロス、グリス

■試奏環境 
●マウスピース:メイヤー5MM●リード:ダダリオ・グランド・コンサート 3●リガチャー:セルマー旧タイプ


Kenny G Saxophones G-IV試奏動画

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2021年9月13日発売

サックス・ワールドVol.22

◎表紙&巻頭特集:勝田一樹(DIMENSION)
◎追悼特集:土岐英史

◎ジャズの巨匠:ジョニー・ホッジス(奏法分析:サイモン・コスグローブ)
◎インタビュー:ジャリール・ショウ

■インスト特集
◎リガチャー最前線(試奏:宮崎隆睦)

■連載
◎古畑奈和(SKE48)の輝け! サクソフォン次世代エースへの道(動画連動)
ファンク・サックスに挑戦!! 今回の講師:海野あゆみ

■付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
○「ラヴァー・マン」 Lover Man(as & ts)/編曲&演奏:青柳誠 
○「オリビアを聴きながら」杏里(ss)/演奏:伊勢賢治 
○「ビリーズ・バウンス」チャーリー・パーカー(as/ts)/演奏:山田拓児&西口明宏
○「接吻」Original Love(ss, as, ts1, ts2, bs)/演奏&編曲:SAX CATS
○「バッハ 15インベンション 第3番 BWV 774」(ts,as)/演奏&編曲:Tenor Talk(門田”JAW”晃介&石川周之介/ts)、演奏:副田整歩(as)

 
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