サックス好きのための専門誌Saxworld

ソプラノ・サックス

Gottsu Sepia VI

ブロンズ材による柔らかでダークな音色
ネック一体型の自然な吹奏感

 マウスピース・メーカーとして有名なゴッツですが、今回は自社オリジナル・モデルのソプラノ・サックスを試奏させていただきました。まず目を引くのがゲキシブのルックス。純ブロンズ・アンラッカー仕上げはビンテージ・インスパイア系のモデルたちを追い越して(良い意味で)まるで廃材みたいな色合いが新鮮で格好良い。ノー・ラッカー・モデルなので使い込むごとに変化する育成感覚を楽しめるのも一興。キィ・レイアウトはコンパクトで優れた操作性、そしてネック一体型なので軽く長時間の演奏もなんのその。楽に演奏できます。
 まず驚かされるのがネック一体型の自然な吹奏感。そして柔らかくてダークな音色。みんな大好きなソプラノの“ポー”サウンドが簡単に手に入ります。音程はフラット。音域に対して適正なアンブシュアで吹けばそのまま良い音程になる感覚で非常に楽です。抵抗感は少なく、軽く吹き込んでもズ太く鳴ってダーク。気張らずにジャズ・ソプラノ・サウンドが出てくるのがとても気持ち良い。
 ソプラノはネック一体型やデタッチャブル・タイプなど選択肢が多く、自分はデタッチャブル・モデルをメインで使用していますが、一体型の吹奏感はFR車のハンドリングの如くナチュラルで気持ち良いということを思い出させてくれました。ジャズ・ポピュラー系のソプラノをお探しの方には最良の選択肢の一つになることでしょう。ぜひお試しください!


ブロンズ材にアンラッカー仕上げ

本体は純ブロンズ(青銅製)で真鍮より強く粘りのある素材を採用。アンラッカーの仕上げとあいまって、甘く深みのある音が特徴

スタンダードで良いものを目指した設計

サウンドやメカニズムなどは、楽器本来のスタンダードな部分が優れているビンテージ・サックスの良い部分を研究し、ジャズ・ファンたちが求め続ける究極の音色を追求

改良を重ねたキィ・レイアウトとトーン・ホール

人間工学に基づいてキィの角度にこだわり、よりスムーズな操作性とフィット感を追及。また最適なピッチ、音色を得るためにトーン・ホールのサイズを細かく設計

(撮影:田坂圭)

280,000円

(問)ゴッツ TEL 046-205-3612

■SPECIFICATIONS ●管体:純ブロンズ●塗装:アンラッカー(特殊処理)●彫刻:手彫り●その他の仕様:一体型ネック、プラスチック製ブースター、金属製サム・フック&サム・レスト●付属品:マウスピース(Sepia Tone VI)、セミ・ハード・ケース、リガチャー、キャップ、ストラップ、リード
■試奏環境 マウスピース:メイヤー 5MM、リード:バンドーレン・トラディショナル2 1/2、セルマー現行リガチャーSP


Gottsu Sepia VI試奏動画
この動画はZOOM Q4nで撮影されています。

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2021年9月13日発売

サックス・ワールドVol.22

◎表紙&巻頭特集:勝田一樹(DIMENSION)
◎追悼特集:土岐英史

◎ジャズの巨匠:ジョニー・ホッジス(奏法分析:サイモン・コスグローブ)
◎インタビュー:ジャリール・ショウ

■インスト特集
◎リガチャー最前線(試奏:宮崎隆睦)

■連載
◎古畑奈和(SKE48)の輝け! サクソフォン次世代エースへの道(動画連動)
ファンク・サックスに挑戦!! 今回の講師:海野あゆみ

■付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
○「ラヴァー・マン」 Lover Man(as & ts)/編曲&演奏:青柳誠 
○「オリビアを聴きながら」杏里(ss)/演奏:伊勢賢治 
○「ビリーズ・バウンス」チャーリー・パーカー(as/ts)/演奏:山田拓児&西口明宏
○「接吻」Original Love(ss, as, ts1, ts2, bs)/演奏&編曲:SAX CATS
○「バッハ 15インベンション 第3番 BWV 774」(ts,as)/演奏&編曲:Tenor Talk(門田”JAW”晃介&石川周之介/ts)、演奏:副田整歩(as)

 
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