サックス好きのための専門誌Saxworld

ソプラノ・サックス

Yanagisawa S-WO1

ストレート・ネックならではの自然な吹奏感と音色

 3号続けてヤナギサワのソプラノ・サックス、ニュー・モデルを存分に試奏させていただくことができて光栄です。今回は真鍮ラッカーのネック一体型モデル“S-WO1”の試奏レポートをお届けします。

 毎号お伝えしていますが細部にまで妥協のない作りの良さは“さすが”の一言。手にスッとなじむキィ・レイアウトもとにかくナチュラルです。

 ストレートでネック一体型のソプラノ特有の軽くて無駄のない抵抗感が吹いていて気持ち良い。つぶやくようなピアニシモから全開のフォルテシモまでストレスなく息を受け止めてくれます。

 付録CDのデモ演奏では右手あたりにマイクをセットしてレコーディングしていて、何か特別なことをすることもなくソプラノ・サックス特有のあの”ポー”サウンドが収録できます。

 音程もとても良く、デモ演奏では高い“ミ”まで使っていますがアルトの感覚で吹いてもほぼジャストにくるので、あとは微調整で思い通りの音程までもっていけます。中・低域の音程についてもソプラノとは思えないぐらいに良いです。

 普段はヤナギサワのデタッチャブル・モデルのカーブド・ネック (S-99)をメインにしていますが、ストレートの自然な吹奏感と音色に心惹かれました。ソプラノをお探しの方には是非お試しいただきたい逸品です。


ソプラノ用に開発されたブラス製

新しく開発されたソプラノ専用ブラス(真鍮)材を採用。ジャズやポップスなど幅広いジャンルに適した音痩せしないしっかりとした響きが特徴

 

一体型のストレート・ネック

ネックはストレートのライト・タイプ。ワンピース・ネックならではのダイレクトな吹奏感が魅力

 

滑らかな連動が可能な左手テーブル・キィ

C#-B♭の連動に加え、C#-B間にもシーソー機構を採用。独自のシステムにより滑らかな連動を実現

(撮影:田坂圭)

278,000円

(問)プリマ楽器 TEL 03-3866-2215/03-3866-2210

■SPECIFICATIONS ●管体:ブラス●塗装:ラッカー仕上げ●彫刻:あり●その他:吹込管:直管、High F#キィ付●付属品:ケース、マウスピース(エボナイト製)
■試奏環境 マウスピース:メイヤー5MM、リード:リコ・グランド・コンサート2 1/2、リガチャー:バンドーレン・オプティマム


S-WO1試奏動画

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2021年9月13日発売

サックス・ワールドVol.22

◎表紙&巻頭特集:勝田一樹(DIMENSION)
◎追悼特集:土岐英史

◎ジャズの巨匠:ジョニー・ホッジス(奏法分析:サイモン・コスグローブ)
◎インタビュー:ジャリール・ショウ

■インスト特集
◎リガチャー最前線(試奏:宮崎隆睦)

■連載
◎古畑奈和(SKE48)の輝け! サクソフォン次世代エースへの道(動画連動)
ファンク・サックスに挑戦!! 今回の講師:海野あゆみ

■付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
○「ラヴァー・マン」 Lover Man(as & ts)/編曲&演奏:青柳誠 
○「オリビアを聴きながら」杏里(ss)/演奏:伊勢賢治 
○「ビリーズ・バウンス」チャーリー・パーカー(as/ts)/演奏:山田拓児&西口明宏
○「接吻」Original Love(ss, as, ts1, ts2, bs)/演奏&編曲:SAX CATS
○「バッハ 15インベンション 第3番 BWV 774」(ts,as)/演奏&編曲:Tenor Talk(門田”JAW”晃介&石川周之介/ts)、演奏:副田整歩(as)

 
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