今やライブ派のサックス奏者にとっては必需品となったコンタクト・マイク。以前は高価でアマチュア・プレイヤーにとっては高嶺の花という存在でしたが、近年は手頃で高性能な製品も登場したことで入手しやすくなり、ライブ会場に個人所有のコンタクト・マイクを持ち込むケースが増えています。今回は7モデルのコンタクト・マイクでレコーディングしたサウンドを試聴頂きサックス奏者、レコーディング・エンジニア、ライブPAエンジニアの3名に、 それぞれ異なる立場からコメントを頂きました。皆さんのマイク選びの参考にしてみてください。
※サックス・ワールドVol.4の付属CDにコンタクト・マイク全7機種をアルト・サックス、テナー・サックスでレコーディングした音源全14トラックを収録しています( 演奏:庵原良司)
取材・文:西本勲 撮影:八島 崇 取材協力:Flash Light Studio
コンタクト・マイクを試聴テストしたのはこの3人
サックス奏者 庵原良司
Profile 早稲田大学入学を機にアルトサックスを始め、佐藤達哉氏に師事。卒業後プロに転向。クラリネットやフルート、作編曲も手がける。マンハッタン・トランスファー、SMAP、TUBE、KinKi kids、aiko、久保田利伸、石井達也などのバックを務める。自身のバンド、オレバンドでも活動中。
レコーディング・エンジニア 藤原暢之
Profile ベイブリッジスタジオ〜キーストーンスタジオ〜ファロスなどを経てフリーランスのレコーディング・エンジニアとして活躍中。ゆず、米米CLUB、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、野宮真貴らのアーティストや、サントラ、ゲーム音楽など多数のレコーディングを手がける。
ライブPAエンジニア 佐藤正明
Profile 音響技術専門学校卒業、タチバナ音響研究所〜フリーランスを経て、2003年にスターテック加入。岸谷香、Crystal Kay、いきものがかり、flumpool、FLiPなどのFOHエンジニアや、PRINCESS PRINCESS、槇原敬之、スピッツ、CHARAなどのモニター・エンジニアを務める
試奏した7機種はこちら
・AKG C519ML
・AUDIO-TECHNICA ATM350U
・DPA Microphones VO4099S
・SD Systems Instrument Microphones LCM85 & LDM94C
・SENNHEISER e908 B
・SHURE BETA98H/C-X
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