サックス好きのための専門誌Saxworld

テナー・サックス

Cannonball GT5-SB “Gerald Albright Model”

重量感のあるダークなサウンドが魅力の
ジェラルド・アルブライト・モデル

 キャノンボールの代表的使用アーティストと言えば、ジェラルド・アルブライト氏と思っている方も多いと思います。私も彼の演奏が大好きです。そんな彼のシグネチャー・テナー・サックス、GT5-SB “Gerald Albright Model” はブラックとシルバーのコントラストが格好良いですね。

 真鍮(ブラス)製の管体がブラック・ニッケルとシルバー・プレートでコーティングされ、キィ・ボタンやネックなど計17カ所に準宝石が取り付けられ、なおかつビッグベルを採用したモデルです。

 ネックはファット・ネックと標準ネックの2本が付属しているのもビッグベル・シリーズの魅力のひとつです。今回の試奏音源では標準ネックを選択しました。キャノンボールらしいしっかりとした重量感で、最低音からフラジオまで安定して鳴らすことができます。

 一方のファット・ネックでは、よりダークで重量感のあるサウンドが得られます。コントロールにはそれなりの筋力が必要になりますが、この楽器にしか出せないサウンドがあります。

 キィ・レイアウトもナチュラルで操作性はバッチリ。他社と比較して高音の音程がやや高くなる特性はありますが、奏法でカバーできる範疇ですので慣れてしまえば違和感なく演奏できるでしょう。

 ビジュアルだけでなくサウンドも個性的なジェラルド・アルブライト・モデル。彼のファンのみならず、テナーをお探しの皆様は是非一度お試しください。


2種類のネックが付属

スタンダード・ネック(写真下)はブラック・ニッケル仕上げ、オクターブ機構がネック下部に作られたファット・ネック(写真上)はシルバー・メッキ仕上げを採用

2つの仕上げを組み合わせた個性的なデザイン

ベルおよびU字管にはブラック・ニッケル・メッキ、2番管にはシルバー・メッキを採用。この2つの仕上げを組み合わせることで、サウンドに明るさと重厚さが加味される

キィ・ボタンに準宝石を採用

美しい準宝石を採用したキィ・ボタンには余分な振動を抑えるなど音響特性的効果もある。本モデルにはジェラルド本人が選んだマルチ・カラード・ピカソ・ジャスパーを装着

(撮影:田坂圭)

605,000円(税込)

(問)黒澤楽器店 管楽器卸営業部 TEL 03-6279-1082

■SPECIFICATIONS 
●材質:真鍮
●仕上げ:管体、キィ/シルバー・メッキ ベル、ベル内部、U字管/ブラック・ニッケル・メッキ)
●彫刻:あり(手彫り)
●ネック:ファット・ネック(シルバー・メッキ仕上げ)、スタンダード・ネック(ブラック・ニッケル仕上げ)の2本付属
●その他の仕様:キィ・ボタン/準宝石(ピカソ・ジャスパー)、ブースター/真鍮製ニッケル・メッキ仕上げ、キィ・ポスト台座一体、ピゾーニ製高品質パット、High F#キイ付き

■試奏環境 
●マウスピース:オットー・リンク・メタル7
●リガチャー:オットー・リンク
●リード:ダダリオ・ラ・ボーズ・ミディアム


Cannonball GT5-SB “Gerald Albright Model”試奏動画

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


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