サックス好きのための専門誌Saxworld

テナー・サックス

Yanagisawa T-WO1

驚くべき音程の良さと自然なフィンガリング
素性の良いオールラウンドな楽器

 テナーWOシリーズのライト・タイプであるT-WO1。ヤナギサワ歴代モデルの流れをくむ定番モデルという位置付けでしょうか。相変わらずヤナギサワの楽器は細部にわたって作りが美しく、自分の手の形を知っていたのか?と思うほど自然にフィットします。その恩恵を受けて早いパッセージや難しいフィンガリングもなんのその。非常に楽に演奏することができます。

 ゴッツ・セピアトーン・メタル7☆、セルマー・リガチャー・メタル用SP、バンドーレン緑JAVA3で試奏。まず驚くのが音程の良さ。全音域でアンブシュアを変えることなく良い音程で演奏が可能です。特に高音が上がらないのでピアニシモで高い音を吹くシーンでの信頼度は抜群! シビアなアンサンブルなどでは強い味方になると思います。音色はいわゆるオーソドックスなザ・テナー・サウンド。奇をてらわないところに好感が持てます。ライト・タイプということですが程よく抵抗感があり、音色の統一感と音のつながりに貢献しています。素性が良くオールラウンドな楽器なので向いているジャンルを指定するのは適切ではない気がします。

 リーズナブルな価格帯なのでジャズ、ファンク、ポピュラー、吹奏楽などジャンルに関係なく多くの方に吹いていただきたいと思います。吹き込んでいって自分色に変化していく過程を楽しむのも一興だと思いますよ!


独自のC#-B♭連動テーブル・キィ

C#キィとB♭キィの間にシーソー機構を採用することにより、よりスピーディで滑らかな運指を可能にし、操作性を向上

三点支持支柱の採用で響きが安定

ベルと本体を三点支持支柱で固定し高い剛性を確保することで、フォルティッシモで演奏してもしっかりとした響きが得られる

音色のばらつきを少なくする“サムの魔法使い”を装備

ヤナギサワの特許技術“サムの魔法使い”の“指掛け”は、点で接する構造により豊かな響きを実現。“拇指台”(写真)を真鍮製にすることで、滑らかな吹き心地をもたらし、音色のバラつきも少なくした

 

315,000円

(問)プリマ楽器 TEL 03-3866-2215

■SPECIFICATIONS ●管体:ブラス製●塗装:ラッカー仕上げ●彫刻:入り●その他の仕様:High F# キー付●付属品:WO専用ハード・ケース、マウスピース(マウスピース:エボナイト #4)、リガチャー、キャップ、ストラップ、クロス
■試奏環境 マウスピース:ゴッツ・セピアトーン・メタル7☆、リード:バンドーレン緑JAVA3、セルマー・リガチャー・メタル用SP


Yanagisawa T-WO1試奏動画
この動画はZOOM Q4nで撮影されています。

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2021年9月13日発売

サックス・ワールドVol.22

◎表紙&巻頭特集:勝田一樹(DIMENSION)
◎追悼特集:土岐英史

◎ジャズの巨匠:ジョニー・ホッジス(奏法分析:サイモン・コスグローブ)
◎インタビュー:ジャリール・ショウ

■インスト特集
◎リガチャー最前線(試奏:宮崎隆睦)

■連載
◎古畑奈和(SKE48)の輝け! サクソフォン次世代エースへの道(動画連動)
ファンク・サックスに挑戦!! 今回の講師:海野あゆみ

■付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
○「ラヴァー・マン」 Lover Man(as & ts)/編曲&演奏:青柳誠 
○「オリビアを聴きながら」杏里(ss)/演奏:伊勢賢治 
○「ビリーズ・バウンス」チャーリー・パーカー(as/ts)/演奏:山田拓児&西口明宏
○「接吻」Original Love(ss, as, ts1, ts2, bs)/演奏&編曲:SAX CATS
○「バッハ 15インベンション 第3番 BWV 774」(ts,as)/演奏&編曲:Tenor Talk(門田”JAW”晃介&石川周之介/ts)、演奏:副田整歩(as)

 
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