サックス好きのための専門誌Saxworld

テナー・サックス

Chateau CTS-A70GL

上位モデルに使用される高級パーツを採用したハイコスト・パフォーマンス・モデル

 台湾のサックス・ブランド“シャトー”からαスタンダード・シリーズのテナー・サックスが新登場。上位にハンド・メイド・シリーズがあるので、実質下位グレードという位置付けながらブラス製のサム・フックや各メーカーの上位モデルに使用されるピゾーニProパッドが奢られていてお得感満載のスペック。

 材質はイエロー・ブラス(真鍮)にゴールド・ラッカー仕上げのスタンダートなモデルで、ややオレンジがかった色合いが印象的。手に持った印象はやや大柄なキィ・レイアウトながら操作性が良く自然なフィンガリングを可能にしています。

 さらにαシリーズのみに搭載されたという左手部分の台座一体型キィ・ポストと右手部分の独立型キィ・ポストが、抵抗感と音色感のバランスに効果を発揮しているとのこと。

 試奏してまず感じるのはオーソドックスなラッカー・モデルらしいナチュラルな吹奏感。良い意味で中庸な楽器なので、マウスピースやリードを自分の好みの方向性にすることで様々な個性を演出することが可能です。音程も全音域でバラツキが少なく基本設計の良さを感じます。

 税抜17万円という価格設定もお得感十分。安価で使えるテナーをお探しの方、是非お試しください。


コンビネーション・キィ・ポスト

左手部分は台座一体型キィ・ポスト(写真上)。右手部分は独立型キィ・ポスト(写真下)を採用。この組み合わせにが軽快な吹奏感と、深く奥行きのある音色に貢献している

ブラス・サム・フックを搭載

ブラス製のサム・フックやピゾーニ社製Proパッドなど、上位モデルに搭載される高級パーツを惜しげもなく採用

(撮影:田坂圭)

170,000円

(問)ホスコ TEL 052-796-1588

■SPECIFICATIONS●管体:イエロー・ブラス●塗装:ゴールド・ラッカー仕上げ●彫刻:あり●パッド:ピゾーニPROパッド●その他仕様:ブラス製サム・フック&サム・レスト、コンビネーション・キィ・ポスト(左手:台座一体型 右手:独立型)●付属品:シェイプ型ケース、マウスピース、リガチャー、グリス、ストラップ、スワブ、リード
■試奏環境 マウスピース:ノルベルト・メタル、リード:ダダリオ・ラヴォーズ・ミディアム・ソフト、リガチャー:バンドーレン・オプティマム


Chateau CTS-A70GL 試奏動画

試奏者  副田整歩

クラシックとジャズの素養を併せ持つサックス奏者。アルト・サックスをメインにサックス全種とフルート、クラリネット、ピアノなどを演奏するマルチ奏者としても活動。お経とジャズのユニットNam Jazz Experiment主宰。スタジオ・ワークのほか中塚武、コトリンゴ、YUKIのサポート・ミュージシャンとしても活動している。デリカテッセンレコーディングスよりシングル「Sign」「Mind Travel」配信中。作編曲家としても高い評価を得る。


LATEST ISSUE

2021年9月13日発売

サックス・ワールドVol.22

◎表紙&巻頭特集:勝田一樹(DIMENSION)
◎追悼特集:土岐英史

◎ジャズの巨匠:ジョニー・ホッジス(奏法分析:サイモン・コスグローブ)
◎インタビュー:ジャリール・ショウ

■インスト特集
◎リガチャー最前線(試奏:宮崎隆睦)

■連載
◎古畑奈和(SKE48)の輝け! サクソフォン次世代エースへの道(動画連動)
ファンク・サックスに挑戦!! 今回の講師:海野あゆみ

■付属CD&スコア連動企画(模範演奏&カラオケ音源)
○「ラヴァー・マン」 Lover Man(as & ts)/編曲&演奏:青柳誠 
○「オリビアを聴きながら」杏里(ss)/演奏:伊勢賢治 
○「ビリーズ・バウンス」チャーリー・パーカー(as/ts)/演奏:山田拓児&西口明宏
○「接吻」Original Love(ss, as, ts1, ts2, bs)/演奏&編曲:SAX CATS
○「バッハ 15インベンション 第3番 BWV 774」(ts,as)/演奏&編曲:Tenor Talk(門田”JAW”晃介&石川周之介/ts)、演奏:副田整歩(as)

 
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